審判の作品情報・感想・評価

「審判」に投稿された感想・評価

ヨヨ

ヨヨの感想・評価

4.1
会社いいな〜会社
だだっ広い空間、隙間なく配置された大量の労働者、彼らがワープロを叩く音が雨音だか波音だかのようにザーッと響いていて、うるさいのだけれど静粛でもあり、不気味でありつつここはこういう場所なのだというフィット感めいたものがあり、うしろに流れるバロック音楽はよくわからない感情をよくわからないまま掻き立ててくる
まったくうまく形容できないが、とにかくこの情景はすごく好きだ...

という感じのシーンがいくつかありました
初オーソンウェルズ作品。カフカの審判を読んでいないので、あらすじもわからず鑑賞。わからないまま警察に捕まり、裁判にかけられ、ドンドン追い詰められて行く主人公がモノクロのセットの中で妙にリアルに思えた。ありえないことだらけの展開なのに感情移入して主人公の気持ちになった。オーソンウェルズそしてアンソニーパーキンス素晴らしい!
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.5
原作はカフカの審判。
高校生の頃読んだものだから、さすがにうろ覚え。しかし観ているうちに「あぁそうだそうだ」と。このところ古い記憶は思い出せるけど、近い記憶が飛ぶ。年だよなあ。

さてこの映画、オーソンウェルズのドキュメンタリー観たあとだから、いろいろ裏話を覚えている状態。それにしても面白かった!

ちょうどゲームやりながらチラチラ観てた長男が、「お父さん、なんかこれウルトラマンみたいだね」と。
お前テレパスか!?わしもウルトラセブンでよく観る演出だし絵作りだわなぁと思っていたところ!
「だよなぁ!握手握手!」
具体的に言えば影の使い方、遠近感、非日常的な光などなど。

まあベルトルッチも好んで凝ったことしているので、全てがオーソンウェルズからだとは言わないが、映像や撮影に着眼する人には相当面白いと思われる。パンフォーカスもね。
「市民ケーン」が伝説だとしても、いやあこっちでしょ!

《追記》
ちょっとググったらやっぱり実相寺昭雄監督(ウルトラマン、ウルトラセブンなどで代表的な作品を担当)はオーソンウェルズを参考にしていたらしい話が出てきました。やっぱりね!
これだけのハッタリをかますのに湯水のようにお金をかけたであろう素晴らしい映画。オチも最高。音楽とその使い方もすごく良いと思った。オーソン・ウェルズ何本かしか観てないと思うけど、ダントツで好き。
イシ

イシの感想・評価

-
不条理やってみたぜっ、って感じ。
いつものようにいろいろドヤって決めてくるウェルズだけど、それしかなくて退屈な映画です。ウェルズの映画の中でも全然面白くないほうだと思う。
Guy

Guyの感想・評価

4.0
現実か悪夢か。
超強力な舞台美術と完璧な映像演出。
鬼才フランツカフカの狂気をそのままに天才オーソンウェルズが映像化。
難解な台詞回しと怪奇的なモノクロ映像。
訳も解らず次々と別の空間に引き摺り込まれ不安に震え上がるがそこに違和感はなく画面から目が離せない。
混沌とした狂気を描いてるにもかかわらず構図やカメラワークが抜群に美しい。
洗練された演出は勿論、オープニングの無音クレジットや紙芝居の使い方など新鮮そのもので頭から最後まで驚きと興奮が隠しきれませんでした。
会話の解説やシーンの解説がないと完璧に理解するのは不可能ですな。
カフカの小説は読んでいない。ストーリーはよく分からないが、罪や裁きが相対的なものである事のメタファのよう。シュールな映像、視覚的な恐怖の表現が秀逸で、ワケワカランが飽きることなく観れた。
YY

YYの感想・評価

5.0
おもしれー!!
カメラと人物動かすの天才的すぎないか。セットとエキストラの金かかってる感。そもそもカフカが好きだから嬉しい。
ベスト級!
不条理さというかモヤモヤ来る感じが凄かった!!

カフカの「審判」をオーソン・ウェルズが映画化した作品。

ある朝起きてみると、いきなり警察がやってきていきなり逮捕されることに。理由も全くわからず、不当だと言っても聞き入れられない状況。
この時点でかなり不条理すぎるんですけどね^^;
そしてその後もひたすら不条理でモヤモヤする展開が待ってるんですけど、この感覚が逆にクセになる♪
そんな映画です(´ω`)
(内容が全くわからないw)

いわゆるスルメ映画ってヤツ?
じわじわくる何度も見たくなっちゃう感じ♪

カフカは「変身」しか読んだことなかったんですけど、このなんとも不思議な感覚は同じなんですね。「審判」も買ってこようかな。原作も読んでみたいって気持ちになりましたよん。
ptale

ptaleの感想・評価

4.2
カフカの原作は未読。でも『変身』は読んでいてカフカがどんなものを書くのか少し知っていたというのは重なる部分が多くあったしかなり効果あり。良い意味で2度と観たくない、吐き気さえ覚えた。だから傑作だと思う。この映画の評価は知らないけど、カフカ読んだときと同じ嫌ーなものを映像で感じたので驚いた。
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