審判の作品情報・感想・評価

「審判」に投稿された感想・評価

ROSA

ROSAの感想・評価

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ジャンヌ・モローとロミー・シュナイダーが出てるなんて 絶対観たくなるヤツ!

オープニングクレジットのアルビノーニのアダージョでもうこの世界に入り込みかけてたのに 難しくて訳わからなくて ジョセフ・Kはきっと悪い夢を見てるのね なんて思いながら…
社会への痛烈な批判が散りばめられてるのですね
原作はカフカなのか
カフカって読んだことないけど ちょっと読んでみたくなるのでした
 始めから終わりまで漏れなく劇的な構図で見るものを驚かせる天才オーソンウェルズによる不条理劇。不条理に正論で抗い続けるアンソニーパーキンスを無理矢理沈めるラストも良い。
喵來

喵來の感想・評価

3.4
映像たのしみゃいいのさ。。!!!



ウェルズの映画初めて見たけど、セリフが多くてどうにもこうにも…全部直訳ぽい(というか小説ぽい)で頭がこんがら。。。。

学生時代の罪悪感のアレコレ、なにを隠したのかも知らないのに…てのが予見なのかな🤔
自分のせいで誰かがお陰を被るのが耐えられないけど、理由も分からず何もできない…
あの会社の大きな作業場に反抗もできずに座ってる…

女の子がみんな誘惑的で怖いんだけど、従姉妹ちゃんだけが可愛くて安心できた。。。。

Kの誕生日描写がなくなってるのがすごい気になった
全て裁判所に支配されてる感じは映像でよりわかりやすくなってるが🤔

裁判シーンが全然出てこないのがまた難解でな。。。。
21世紀

21世紀の感想・評価

4.5
確かにものすごいリアルな夢を見てるみたい。どうやったらこういう画作りができるのか興味を掻き立てられる。内容は何も理解してないが、とりあえず映像と登場人物たちのやり取りが好きすぎるので高評価。
天井が低く圧迫感のある部屋を生かした撮影が際立っている。悪夢の映像化として完璧に近い
だい

だいの感想・評価

3.1
原作とはディテールがけっこう違って、
未完に終わった原作をオーソン・ウェルズ流に再構成したという感じの作品。

まあ、
大作家の未完に終わった作品。
しかも冒頭と結末は書かれていて、
その間が断片しか書かれていない。

となると、
やっぱりクリエイター的には自分の解釈で完成させたくなるだろうな、
というのはわかる。


原作と比較すると、
登場人物全員が不条理の権化でしかなくて、
ウェルズ的にはヨーゼフ・Kも含めて、
行動原理に不整合性を持たせたかったのは理解できる。
原作は一人一人はここまでエキセントリックじゃない笑

ウェルズは意図的に大型コンピュータを登場させたりといった仕掛けでも見られる通り、
「既に結果が約束されている」
ことにテーマの比重を強めに置いていて、
逆に言うと、
その中での人の行動の無意味さに寓話性を見出だしてるのだと思っていて、
いわば人間の機械化、
それに近い感覚でテキストの解釈を行っている印象がある。

一方で原作は、
「法」というものの指し示す範囲や意味などについての個々別の差違を強く意識しているものだとぼくは解釈しているので、
それぞれの意志や意識の有無という点において、ウェルズの表現との違いは大きく感じるところがある。


ただそもそも、
それを違うものと感じるか、類似のものと感じるか自体が解釈の問題なので、
興味のある方は原作と見比べてもらいたい。

教条的で絶望的な原作と、
幻想的で虚無的な映画版。

未完の作品だからこそ無限の解釈が許されるのだ。
夢、迷路、不条理…
カフカの世界。
怪しい人物が沢山出て来て、怪しい行動をするので、主人公は振り回されつつも乗っかっちゃって、無情の幕引きが待っていたのでした。

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人の家庭(両親共ユダヤ人)で育ち、ニーチェに影響を受け、ヘブライ語を勉強していたカフカが書いた「The Trial-審判」をオーソン・ウェルズが映像化した作品。

作中、弁護士を演じたオーソン・ウェルズが言った『聖書は難解な書物だ』という一言が全てを理解させる最大のヒント。

さらに、ヨーゼフ・Kが叫んだ『人が人を裁くのか』という言葉もヒント。

ユダヤ教徒は旧約聖書を信じてるから『救い』は無いのよね。旧約聖書には『救い』に至る経路と手段が預言されているだけだから。『救い』を待ち望みながらも"自らの罪"に対する認識も無いままに事細かな規則に縛られた窮屈な生活を送るだけ。『救い』は無い。"自らの罪"も認識できんから「最後の審判」も受けられず待たされるのみ。だから有罪。

一方『救い』の到来は新約聖書に明示されている。だから旧約新約共に信じるキリスト教徒は『救い』に至る経路と手段を感謝して受け入れ、"自らの罪"を認めて悔い改めて信仰を働かせるなら『救い』を得ることができる。そして「最後の審判」の際に好意的な判決を受けられる。だから無罪(と、みなしてもらえる)

※この"自らの罪"は[原罪]のこと。

あの場面での『良心に従え』という台詞も的確で効果的だった。

ラストは"アブラハムとイサクの逸話(供与の犠牲)"に沿ったかたち.....までは良かったが...まさかの💥爆死💥(笑)

楽しかった( ノ^ω^)ノ
オーソン・ウェルズ最高(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
なすび

なすびの感想・評価

5.0
!!!!!!!!!!!!!面白すぎる!!!!!!!台北映画祭にて。めっちゃでっかい画面で見れてしあわせ…♡隣の席の男の人が独り言を話すタイプの人で、「上映後質問コーナーがあります」ってテロップが出たとき「オーソンウェルズ笑」とか言っててこわかったけど特に事件もなく無事終わってよかった…。

もうこの映画面白くなかったら何の映画が面白いか分からんわ!ってくらい、これでもか!!!と面白い画を出してくるオーソンウェルズ先生。最初は見慣れない角度からの撮り方に「まじ⁉︎」「なんか初めて映画撮った人の映画みたい?」(←失礼)とか思うけどだんだん慣れてきてオーソンウェルズの撮りたい世界観にどっぷりはまってしまっている!

カフカ!!!カフカ!!!私、恥ずかしながら今年になって、というかついこの前初めてカフカの『審判』と『城』を読んだんです!んで、今まで敬遠してたのが嘘のようにめちゃくちゃ面白くてやっぱりカフカすごい…てなりました。ちなみに、どうでもいい自慢情報ですが、私はカフカと誕生日が同じです!!!(トムクルーズとも同じだよ!)(何回も自慢する)だからカフカのことは勝手に近い存在として感じていて、逆に作品読むのが怖かったのです!

それで、そんなカフカの世界観を表現したオーソンウェルズ、この人もまたすごい人だともう何回目か分からんけどわからせられた。まじ美術すごすぎ!!!ロケ地どこ!?!?!?セット!?!?!?(調べます)

キャストも最高すぎる!!!!
肩幅と高身長がまるでカフカなアンソニーパーキンス!!!サイコの影響か、最初は「こいつただの頭おかしい殺人鬼だよ、逮捕した方がいいよ!」と全然違う方向に考えてしまうけど、だんだんあの汗汗焦り演技がそれっぽくなってくる!てか、今までずっとファーリーグレンジャーとアンソニーパーキンスを混同して覚えてたことに気づいた。ヴィスコンティに出てた割にそんなに美しくなくない?と思ってたけど、アンソニーパーキンスは出てない方ね!!

ジャンヌモロー様ぁぁぁぁ!!!!こんな大画面で見れて幸せです…!!!!!

でも、もっとすごかったのがロミーシュナイダー。えっちすぎる!!!!!!!!流し目!!!!!すごい角度の顔!!!!ウギャー。ロミーシュナイダーにあんな風に迫られたい…。終始ドキドキして、映画館で変な汗をかいた。


映画見はじめて中国語字幕しかないことに気付いてやばっと思ったけど、原作読んでたらなんかなんとなく話わかった、それくらい原作に忠実な内容。
ネムル

ネムルの感想・評価

4.2
久々に観る。

アンソニー・パーキンスの長すぎる脚は、天井を低めるためにある。
と言いきってしまうが、少し高い位置からスタートしたカメラが上下動、あの手この手で部屋の狭さと息苦しさを強調する。
以後も部屋の奥行き、陰影を強調するような、不思議な空間地獄巡りが延々続いて、とにかく楽しい。話に全く集中出来ないのはカフカの原作故というより、この特異な空間演出のせいと思う。
まあ撮り方がバロック過ぎて、決してカフカぽくはなかろうが。
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