映画の味方あっつマン

ZOOの映画の味方あっつマンのレビュー・感想・評価

ZOO(1985年製作の映画)
-
the芸術作品。

他の作品では、
レンブラントを扱っており、
本作ではフェルメールが
印象的に出てくるなど、
芸術に傾倒しているのが分かる。

本作の作風は、
死んだ動物を扱っている点では
芸術家のデミアン・ハーストに似てる。
ただ、保存と腐敗という、まったく
逆のアプローチだけど。

グリーナウェイは生命の中に、
シンメトリーの美を見出している。
さらに、腐敗が進むことで、
そのシンメトリーが崩れ去るところに
まで芸術性を見出している。

腐敗は映像ならではの動的な
表現なので、グリーナウェイが
興味を持つのも分かる。

また、たの動物とは違い
人間は進化して、
作品を残せる特別な存在とも
とれる構成だった。

あと、対象が人間だったら
あれが限界だよね。。
(別に観たくはないし。。)