ジョーズの続編。前作と同じくサメ退治の物語。監督が変わったからか、サメに人が殺される瞬間のグロテスクな描写が減ったように感じる。
登場人物などの面で前作の雰囲気を引き継いでいるものの、前作ほどの緊迫感がはないという印象。マーティンも前作からの流れでサメの扱いに慣れ過ぎているし、サメも狙ったかのようなタイミングでしか登場せず、意表性が薄い。また、前作はサメが姿を見せるまでの間がとても長かったのに対し、今作ではしつこいくらいに本体を曝け出していて緊張感がない。
とはいえ、子供たちが集団でサメに怯える場面は並々ならぬものを感じ、前作とは別の形でサメの怖さを演出できていると言える。
