ちのさんの映画レビュー・感想・評価

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シー・ホーク(1940年製作の映画)

3.0

かなり古い海賊映画だがストーリーはしっかり構成されており、アクションシーンなどもしっかり作られている印象。終始使われるオーケストラのサウンドトラックが豪華であり、昔ながらの味を感じることのできる作品。

ピンクの豹(1963年製作の映画)

3.2

面白おかしく観れるコメディ調の探偵映画。今でも十分に笑えるのがすごい。

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.7

過去にトラウマがあり精神異常をきたした男を分析医のヒロインがその謎を紐解いていくサスペンス映画。白黒画面の特徴を効果的に使っており、終始緊迫感のある雰囲気が素晴らしかった。頻繁に流れる旋律は、謎めいて>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.4

南北戦争を背景にしたドラマ、ラブロマンスを描いた作品。80年前の映画とは思えないほど緻密に作られていて、長さはあるものの、序曲、間奏曲、終曲といった仕切りを挟むことで、作品の構成が明確に理解できるよう>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

時間の逆行を扱った革新的な設定とストーリー、映像美の凄まじい作品。設定や概念に難解さはあるものの、ストーリーの大枠は理解できるように構成されている。考察を重ねて何回も見ることで、各登場人物の関わりや繋>>続きを読む

ナチュラル(1984年製作の映画)

2.9

前半の展開は突然過ぎて呆然とする。空白の期間を経てからのストーリーは、伝説の男の伝記のような仕立てだが、空白の期間について多く語らないのがこの映画の良さと感じた。

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)

2.4

第二次世界大戦最中で大きな功績を残したパットン将軍の生き様を飾る作品。当時の映画としては戦闘の迫力もある中、なによりもパットンの生き方そのものにフォーカスを当て、人物伝となっている。3時間弱という尺は>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

3.1

硬派な西部劇といった印象で、メキシコの貧困な村を襲う略奪者を実力あるガンマン達が守るストーリー。ガンマンのかっこよさを魅力的に描きつつも、農民たちの根性や力強さも同時に描き、見応えのある作品となってい>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

2.8

今の生活に嫌気がさし、別の地での生活を望むヒロインがアフリカで農園生活を送る。その生活にまつわる恋愛ドラマ。文学的な作品という印象で、劇的なストーリー起伏や描写はほぼ見られず、物語がひたすらに着々と進>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.1

ダークナイト3部作の最後を飾る作品。きちんとシリーズを締めくくっているが、
これまで以上に"身勝手な主人公"という印象が強く、主人公についてはあまり共感ができないと感じた。また、1,2作目よりも冗長な
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ダークナイト3部作の1作目。2作目のダークナイトを何度も観ている中、1作目は初めて鑑賞したが、ダークナイトの過去編、と捉えてみると面白かった。ダークナイトではほぼ語られないバットマンになる経緯や、ゴー>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

2.8

人間の人体実験の産物として怪物を生み出してしまう。人間の身勝手な行動が大きな代償となる、よくあるストーリーといえばそうだが、主人公の葛藤なども描かれており、綺麗にまとまっている作品と思う。

アントマン(2015年製作の映画)

3.7

MCUシリーズならではのコミカルさが全面に出ており、素朴に楽しめる作品。大小世界の行き来の描き方が面白い。特に後半。MCU前後の作品への伏線を感じさせる、おなじみの続きが気になる終わり方。

ロッキー(1976年製作の映画)

3.5

単なるボクシング映画なのかと思っていたが、主人公の人間性にどんどん引き込まれていく魅力ある作品だった。終盤のシーンはまさに圧巻である。本作はボクシング自体には決してフォーカスが置かれてなく、勝負よりも>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.0

ドンの威厳はもはや説明不要。有無を言わせない重鎮感には圧倒されざるを得ない。マフィア組織を中心とした話でありながら、人間的な繋がり、温かみを感じさせるストーリーとなっているのがとても好印象であった。