ワタル

ファミリー・ツリーのワタルのレビュー・感想・評価

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)
3.5
ハワイの映画で安らごうと、適当に選んでみた作品。

ジョージクルーニー演じる父親が、ボート事故にあい植物状態となった妻を最期まで看取る過程を描いた作品。

二人の年頃の娘の扱い、発覚した妻の浮気、先祖から譲り受けた広大な土地の売却とそれに絡む親せき問題など、非常にストレスフルな状況でも、大人として、一人の父として感情を殺し理性的に動く姿がかっこよく思えた。

ハワイの風景や音楽などでシーンを作っていなかったら、全く違う印象の映画になっていた可能性はある。

最後のシーンで、娘二人とテレビをぼーっと見ているシーンでは、会話がなくとも家族の絆のようなものが感じられた。家族として成長したんだなと思える、お気に入りのシーンだ。
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