駅から列車メーヌ・オセアン号へ飛び乗る冒頭から、次から次へと出会う人間たち。最初は悪い印象でも、何故だか段々仲良しになって気付いたらどんちゃん騒ぎ。人間塊魂みたいな映画。
登場人物がみんなちょっとずつオカシイ。ブラジル人のモデル兼ダンサー、女性弁護士、島の漁師、国鉄職員2人。不思議な笑いを誘うシーンが多くて、暴行の有無を巡る裁判で弁護士が急に語り出す「フランス語の多様性」に対し、周りの人間が「何で今それ?」って顔してるとこ笑った。漁師の単細胞っぷりも漫画みたい。名前で呼ぶとキレるとか。ほとんど意味のない出来事で、ただただ楽しいってだけなのがロジエっぽい。オールナイト上映の最後ってのもあって三幕目はちょい寝た。ラストの砂浜走る画は良い。