ちはな

追憶のちはなのレビュー・感想・評価

追憶(1973年製作の映画)
3.5
『好き』ってだけじゃ 駄目なのね
(結婚相手は2番目に好きな人がいいって言うけれど...)

周りに流されることなく 信念を貫き主張するケイティー
見るからにお坊ちゃんで のらりくらりとその場をしのぐハベル

学生時代から水と油の様なふたりが惹かれ合い ぶつかり合いながらも愛を確認し それでもやっぱり・・・な話

海外ドラマ『SATC』でこの映画を上手く引用している回がある
「女には″普通の女″と″ケイティー″の二種類ある」
それだけケイティーという存在は 特別なのだ
彼女に共感出来るか出来ないかで 評価は変わってくるのではないだろうか?

ユダヤ人であり共産党員のケイティーの強い意思は やがて赤狩り(この辺の知識はあった方がいい)によって ハベルの仕事にまで影響してしまう
ここでも激しくぶつかり合うふたりの出した答え
自分らしく生きるか 誰かのために生きるか・・・

ケイティーが ハベルの前髪を撫でるシーンがとても好き
彼を愛おしく思っている気持ちが伝わってきて(;_;)
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