はる

追憶のはるのレビュー・感想・評価

追憶(1973年製作の映画)
3.3
いまいちよく分からなかったのが、信念・思想の違う人を伴侶として選ぶところ。

ケイティは政治的信念が第一優先なはずで、それがなくては彼女でなくなるくらい、彼女という人がカタチ作られている。
なのに、一番大事なその条件をとっぱずして旦那さん選びをするのは、私には考えられない。
自分の中の考えに留められるならまだ脚本も納得できるのだけれど、ケイティはそこに留まってはいられない信念の持ち主。率先して抗議もするし声も挙げる。情熱も正義感も責任感も全て桁外れ。自分がやらなくては!と思ってるから、正しいと思ったことは行動に移してる。
その熱量を持ってすれば、同じ時を過ごす人は自ずと活動をしている人の中、考えが似ている人から選びそうなものなのに。分かんなかったー

そこがまず自分の観念と合わなかった。ケイティのような行動をとる心境がまだ分からない私は未熟なのかなー

風景や音楽の使い方が好き。何年と月日が流れていく中で、商店街のような通りや海岸線・ビル街など場面ごとに二人の関係も移り変わっていく演出は素敵。
主演二人の演技も好きです。ケイティは綺麗だし、ハベルは学校一の人気者って顔してて正に適役。

正義感強くて真面目だけが取り柄の女学生が学校の人気者に心惹かれる。ここまでの物語は本当に良く出来ているなーと思いました。
2度目の鑑賞ですけど何故か最後まで見てしまった。何か惹きつけられるものがあるんだろうなー
はる

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