バニラ

ふたりの人魚のバニラのレビュー・感想・評価

ふたりの人魚(2000年製作の映画)
3.6
自分の恋人ムーダンを誘拐した罪で逮捕された運び屋のマーダー、かつての恋人ムーダンはメイメイなのか。
2つのラブストーリーが交差、恋愛物語かそれとも架空のファンタジーか、スローテンポでさほど面白くならない前半。
ハンディ撮影で手ぶれの映像ながらも独特な魅力、SFぽい音響も一風変わった感じで。
辛抱しながら見てたら誘拐で橋から転落するムーダンの中盤から目が離せなくなってきた。
無邪気な少女ムーダンと水中ダンサーで大人女性メイメイの2役を演じるジョウシュン、半端ない魅力に引き込まれた。
マダーの愛することの純粋さに、メイメイは心傾き憧れてたのだろう。
夢物語で収まらないまさかの結末、現実をみせる悲しきメッセージ。
物語としても素晴らしい完成度、見終えてからじわじわくる感じ。
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