アニーホールは女性の名前なのね。要約すると、アニーホールという元カノのお話。
ものすごく訴求性のある映画ってわけでもなく、グッと惹きつけられる何かがあるって作品ではなかったけど、あーーーこれはあるあるですねぇっていう。男女間をリアルに描く映画だった。
主人公のアルビーは身長も小さいしなんだかおでこも広いというか、ちんちくりんな容姿。でもなんかモテるのは彼にも独特の魅力があるからだろう。
不器用に近づいてきたり、運転がヘッタクソだったり、夜中に虫を退治してほしいっていうだけの理由でアルビー(彼氏)を呼びつけたり.....不器用でめんどくさいけど真っ直ぐなアニーが魅力的に描かれていて愛おしい。
アルビーはかなり神経質だね...って思ったが意識的に際立たせて描かれてるもので、私から見たらどうしようもないめんどくさい男だなぁと思ったけどそれでもアルビーのこと大好きなんだなーとかわかった。
最初は燃え上がって、どうしようもないことで喧嘩して、いったん離れて、でも離れられなくて。相手のためにつく嘘や、些細なことでの嫉妬。そして、もうこの人とは終わりかなってお互いなんとなく心の中で想いが重なったり。
多くの人はあるあるに頭抱えるんだろうなって作品だった。誰もがどこかしらに心当たりを感じる部分があるのではないでしょうか。
つまらなくはなかったけど、クライマックスの一番いいところでウトウトしてしまったと思われる。。
撮り方や作品の展開や演出は特徴的で面白かった。流石アカデミー賞作品。