果たして、踊らずにこの映画を観れる人がいるのか？音楽映画として何度も見返したくなるような、良い映画でした。
キューバ音楽のアベンジャーズ！と言わんばかりに、詳しく知らない自分でも一目で錚々たる面子なのだと分かる激渋ミュージシャン達が順々に登場する前半。その時点で素晴らしい音楽と相俟って既に楽しいですが、後半のNY公演のパートで、初めて渡米したメンバーがはしゃぐ姿で無性にグッと来る。そういえば彼等はサッチモもマリリンモンローも知らないんですよね。。
カーネギーホールの真ん中でキューバの国旗が翻るシーンでは、正に音楽が国境を超えた瞬間と思えて、イブライムさんの感極まった表情と合わさって何だか沁みてしまいました。
キューバの街並みや人々も自然体なのに鮮やかで魅力的。この辺りはヴィム監督の切り取り方もさすがと言った所。キューバの歴史ももっと学んでみたいですね。
