もう、記憶と歴史の中に埋もれていた
老ミュージシャン達を見つけ出し、
また演奏してもらう。
これが、年齢からや容貌からは想像もつかないような
しっかりした演奏が紡ぎ出され、おったまげる。
そして、哀愁を帯びた美しくも楽しい音楽。
しょぼくれた爺さんが、一たび口を開くと、
どっから出てくるんだというような
艶があり張りのある歌声が流れ出してくる。
いやぁ、音楽も素晴らしいし、
お爺ちゃんたちもすばらしい。
ここに出てくるのは歳をとったミュージシャンばかりだが、
果たしてこの素晴らしい音楽は
今も若い世代に引き継がれて演奏されているのだろうか?
仮にそうでないとしたらもったいなさすぎる。
最後の、カーネギーホールでのコンサート、
そしてNYの街を見物して歩くお爺ちゃんたちが
とっても楽しそうでいい。
こんな歳の人ばかりなので、Wikiを見ると
半分くらいのメンバーは今や鬼籍に入ってしまっている。
艶があり張りがあるシルキーヴォーカルが
紡ぎ出される喉を持ったしょぼくれたあのお爺さんも、
笑顔が素敵なあのお爺さんも、
ダンディーでカッコいいあのお爺さんも。。。
こんな素敵な音楽とミュージシャンを精力を傾けて
再発掘し、紹介してくれたライ・クーダーに感謝。
すぐにアルバムをSpotifyの
お気に入りアルバムに入れました。
なかなか見れることのない
キューバ(ハバナ)の町並みも貴重。