じょうパン

いまを生きるのじょうパンのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.0
ラストシーンで全て心を持っていかれました。
前から「captan my captan」というセリフのシーンだけを知っていて、何故こんなにこのシーンは素晴らしいと言われてるのか気になっていたので遂に観れて素晴らしいシーンだと理解できました。
生徒のためを思って動いてくれる先生いたなぁ〜と思いました。そういう先生ってキーティング先生みたいに異動させられてたり辞めさせられたりしていたのでリアルだなと思いました。
キーティング先生の言葉で「今を生きろ、素晴らしい人生を掴め」という言葉に感化されて動き出す生徒や動き出さない生徒の姿を見てやっぱり何事も動き出さないと変わらなないと改めて気付かされました。

◻️脚本
おそらくこの作品の主人公はニールだとは思いますが、他の子達の描写も多く全員が主人公だなと私は思いました。
クリスのことを追いかけてたノックスの物語でどんだけ避けられても周りからどう思われても自分の気持ちを真剣に伝える事がこれほど素晴らしいことなんだなと考えさせられました。結果よりも悔いのないように行動するのが大事なのかなと感じました。またこの2人の物語で結局最後はクリスがノックスと劇を観に行くことになり手を握り合っていますが、あの後2人の関係はどうなったのか気になりました。「今日だけ」と言っていたのでやはりあの日で終わったのかな?と気になりました。
ニールの物語でまさかニールが自殺するとは思いませんでした。好きな事をさしてくれた親がどれほどありがたかったのか実感できました。ただニールが死なずに役者の道を歩む世界線も見てみたかったのと感じるくらいショックでした。

◻️まとめ
やっぱりラストシーンが大好きになりました。教室の半分くらいの生徒しか机の上に立っていないのもいい演出だなと思いました。
詩のセリフが多いので所々どういう会話をしているかわからなかった部分もあり少し退屈でしたが、終わりよければ全てよしでした。
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