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いまを生きるのjbnniのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.1
言わずと知れた名作。話がシンプルで良かった。進み方がカッコーの巣の上でと似ていた。名作ってハッピーエンドで終わらせず、視聴者に考えさせる余韻がある。ロビンウィリアムズの優しい笑顔が印象的。
お坊ちゃま学校だからかみんな従順で良い子ばかり。芝居に目覚めてみんなの前では活き活きしてたニールが父親の前になるといきなり弱々しく何も言えなくなってしまう時の表情をみていて心苦しかった。彼にとって死以外の選択肢はなかったのかと考えたけど父親に認めてもらいたい気持ちとその父親から逃げない限りは自由に生きられない葛藤があったんだろうなと思った。子育ては自分好みの大人を育てることではないし、本人がより良い道を探すのを手助けするのが親の務めじゃないのかなと思った。
映画の中で生きる喜びを教えていたロビンウィリアムズが最後は自ら命を絶ってしまったのが悲しい。生徒たちが机に立つラストシーンは胸が熱くなった。
Carpe Diem. Seize the days, boys. Make your lives extraordinary.
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