Shun

いまを生きるのShunのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.3
風変わりな英文学の先生が、規律を重んじる伝統的な男子校に赴任し、生徒たちに「いまを生きること」の大切さを説く。

何回も聞いたことのあるような設定だけど、この邦題にあるテーマをあらゆる面から見せてくれる、ものすごく重厚な映画で、観終わったあとしばらく考え込んでしまった。

自分のやりたいこと、やらなきゃいけないこと、やれと言われていること、こういったものの狭間で悩むのは誰もが経験することで、こういうとき「やりたいこと」を貫けたら素晴らしいのになあってことも誰もが思うことなんじゃないだろうか。
この映画はそれを理想で終わらせないこととの大切さも、難しさも、そしてまたそういった考え方を教えていくことの大切さ・難しさも表しているように思えた。
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