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ガメラ2 レギオン襲来のsh182のネタバレレビュー・内容・結末

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

幼少期に映画館で父親と鑑賞済みだったか、レンタルビデオで鑑賞したか大学時代に何かで観たか定かではないが数年から十数年ぶりにYouTubeで視聴。

今から30年前の90年代における自衛隊への解像度の高さが見受けられる。
細かいところを挙げればキリがないが、登場人物が陸幕で参考意見を求められるために東京で宿泊したホテルが防衛省横のグランドビル市ヶ谷という描写。ここは防衛省共済組合の所有物で防衛省側が手配した宿泊施設と推測できる。
終盤になると消滅した仙台市の避難所に名取市役所のテントが写っているが、これは消滅した仙台市に代わり仙台市南部に位置している自治体である、名取市が避難支援を行っているという細かい設定で、改めて細部設定へのこだわりを感じた。

映画自体は平成ガメラ3部作の2作目という位置付けで物語やキャストに連続性があり、特撮、怪獣、SF映画として100分に非常によくまとまっていると感じる。

最後に現代に繋がる問題になっている地球の生態系の人類への警鐘によって、幕を閉じるシナリオからも古びない映画となっている。
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