ぬまち

渚の果てにこの愛をのぬまちのレビュー・感想・評価

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)
5.0
『キル・ビルvol2』でこの映画のサントラが2曲使われている。この、マカロニウエスタンを彷彿させる音楽がかなりイカしていて高校の時にサントラを買ったのだが、本編は長いこと見る手段がなかった。それがつい最近、本国フランスのcanal社からBlu-rayがリリースされたことを知り速攻ゲット。

ピカピカの高画質、しかし音声と字幕はフランス語しか収録されておらず、会話の内容はサッパリ理解できませんでした笑。

この作品の魅力は音楽の他に、主演のミムジー・ファーマーの美貌と物憂げな佇まい。美人だけど少し影があっていい女優さん。そして舞台となるサリーナ(撮影はスペイン、カナリア諸島で行われた)の風景。火山岩っぽい黒っぽい岩がゴツゴツした大地が広がる荒涼とした光景は、この異様な愛憎劇の舞台として相応しい。ミムジーの短い金髪とのコントラストも映えます。

あとは会話の内容が理解できればもっと面白かったんだろう。大学の第二外国語でフランス語勉強してたけど、もっと真面目にやっときゃよかった。
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