ゴミ映画かと思いきや、意外と面白くて最後まで見てしまった。制作者が映画の素人のため、カメラはほぼ引きの据え置きで「ただ撮っている」だけなのだが、それが見せ物小屋を見ているような感覚を増幅させられ、何か>>続きを読む
もっと意味不明な怖さを期待していたから、けっこうちゃんとしたロジックの結末に落ち着いたのが意外だった。
ラストシーンがどこかで見たことある絵面だと思ったら、チェンソーマンのOPでした。
『ゴジラ』4KUHDの映像特典についてきたシネスコ版を鑑賞。傷もそのままにフィルムが飛びまくるグラインドハウス仕様なのが味があってGOOD。もともとスタンダードサイズなのを無理やりシネスコにしたせいか>>続きを読む
誰がなんと言おうと大好きな作品。ギロンの造形が格好良すぎるし、宇宙ギャオスへの仕打ちは残酷すぎる。生まれて初めて見たスプラッター映画かもしれない。
全然期待しないで見たけど、これは隠れた傑作。『桐島、部活辞めるってよ』や『ブリグズビー・ベア』、近年の『フェイブルマンズ』然り、コミュ障っぽい少年が映画作りに励む作品に弱いことに改めて気付いた。タイト>>続きを読む
長年、タイトルだけ知っていて未見だった作品、やっと見れた。初ワイダ。
ナチスドイツ降伏直後のポーランドを舞台に、反共ゲリラの若者が刹那的な恋と大義との間で揺れ動く様を描く。とにかく「絵」の力が素晴ら>>続きを読む
先日見た『吸血鬼と踊り子』の同じような吸血鬼もの。セットも同じの使ってる。あちらよりも展開に意外性があり良かった。
しかし「グラマー」って昭和を感じさせて良いね。
おしゃれな映画といえばコレ。面白いのだがあまりの情報量の多さに疲れていつも最初の30分で脱落してしまう。
『デリリウム』『イザベルの呪い』のポルセッリ監督の初期作品。重厚なモノクロの撮影で思いのほかちゃんと作っている。吸血鬼の造形もユニークで良い。
女吸血鬼をバーバラ・スティールが演じていれば、より格調>>続きを読む
ここまでミニチュアがミニチュアにしか見えない特撮も珍しい。ミニチュア特撮の酷さに反して、深海獣の着ぐるみはよく出来とります。
『巨大アメーバの惑星』と同じ音楽を使ってたけど、流用なのかな?それとも著>>続きを読む
ヤバいヤバい!最高傑作爆誕。
自主制作映画っぽいゆるい雰囲気が持ち味だった全2作よりも本格的なアクション映画の風格が感じられ、なおかつこのシリーズが持つ魅力もしっかり継承されている理想的なスケールア>>続きを読む
ストップモーションの職人デヴィッド・アレンの監督作。幾多に渡るトラブルを乗り越え、ようやく完成間近というところで監督自身が亡くなってしまい、お蔵入りに。特撮ファンの間では伝説と化していた作品が奇跡のリ>>続きを読む
『情婦』や『ホブスンの婿選び』で俳優チャールズ・ロートンを知ってから見ると、より味わい深い。最高の白黒映画のひとつ。
めちゃくちゃ面白い。シリーズのお約束を踏襲しつつ、随所に新鮮な見せ方を取り入れていて、終始ワクワクしながら鑑賞できた。極力CGは使わずに模型を使って撮影しているのも好感が持てる。ブラック労働から逃れよ>>続きを読む
銃撃戦!カンフー!エログロ!邪教!ゾンビ!ピラニア!笑
B級映画に必要な要素すべてぶち込んだ幕の内弁当映画。これだけぶち込んでるにもかかわらず演出がヘッポコすぎてつまらないという、ある意味奇跡の映画>>続きを読む
腕がない人と足がない人が合体して戦うという、現代では倫理的に実現不可能な怪作。特殊効果ではなく、本当に腕と足がない人が出演している。序盤は腕がない人が虐められる描写が長く陰湿なムードが漂うが、その分2>>続きを読む
お洒落な恋愛映画かと思いきや、変態的で意外とハードな展開を見せる大人の恋愛映画。
ラスト、主人公のオジサンがヒロインに対して言い放つ言葉のやるせなさが半端ない。
B級のようでいて、ものすごく複雑な構造を持った作品。カーンペンターらしいおふざけもありつつ、不気味さや怖さもしっかり演出されていて良かった。
序盤で斧を持ったいかにもヤバい風貌の男が近づいてきて周り>>続きを読む
ヴィゴ・モーテンセンのいぶし銀が炸裂する、ロシアンマフィア映画。喉を掻っ切るシーンがいちいちねちっこいのがクローネンバーグらしい。初鑑賞は高校生か大学生の頃だったが、サウナでの全裸フル◯ン格闘シーンに>>続きを読む
クローネンバーグはSFホラーよりもこういう日常の中で爆裂するバイオレンスや狂気を描いた作品の方が好き。
アラゴルンことヴィゴ・モーテンセンの繊細な演技、陰湿で爽快感のないバイオレンス病者が素晴らしい>>続きを読む
大好きな映画。とにかく狂った銃撃戦を見せることに特化した作品。CGなしでこの銃撃戦を撮影したのは狂気の沙汰。病院での長回しはもはや伝説。いろいろと投げやりな描写や展開も香港映画らしくて好き。ジョン・ウ>>続きを読む
マーベルの映画でオマージュを捧げられてた作品。
ホームアローンみたいだなと思ったら、監督がホームアローンの脚本の人だった。
全編、学校の中だけで展開する会話劇なのに、まったく飽きさせないのは凄い。
「大人になったら心が死ぬ」は名言。
いろいろとキモ過ぎる。最後の方に意味ありげに金をせびる浮浪者が出てきたりと、背景には当時の米国経済の停滞がありそう。
「哲学を持っている奴は怖い」というセリフがなかなか深い。
とあるコンドミニアムを舞台に、謎の寄生虫が次々と住人に感染し、キ◯ガイがどんどん増えていく恐怖を描いたSFホラー。クローネンバーグらしく、変容する身体へのフェティシズム溢れる描写が多く、巨大なヒルのよ>>続きを読む
いろいろぶっ飛びすぎ。序盤は「こーゆー演出、斬新だろ?えっ?」って感じの監督のドヤ顔が透けて見えて、なんかノレなかった。それも後半に進むにつれ、なぜか癖になって見続けてしまう、変な魅力に溢れた作品だっ>>続きを読む
やくざ物に怪猫、見世物小屋、エログロを加味した、石井輝男風味の任侠映画。ベースとなる物語は王道ながらも、ひとつひとつの描写がなかなか狂っていて、かなり遊びを入れている。特に見世物小屋のシーンで登場する>>続きを読む
『砂時計』のハス監督の代表作とのことで鑑賞。
入れ子構造の極北たる作品だろう。まずAという人物の回想シーンが始まり、その中に登場するBという人物の回想が始まる。そしてその回想に登場するCという人物の>>続きを読む
ずっと観てなかったルチオ・フルチ監督作。評価が高いので期待して観たが、期待値を遥かに超える名作だった。
イタリアの片田舎で、幼い男の子を狙った殺人事件が連続する。はたして犯人は誰だ?っていうサスペン>>続きを読む
原作は単行本で買って、あまりの面白さに路上で一気に立ち読みしてしまった。
本作はその原作を忠実になぞりながら、随所に映画ならではの表現を用いており、映像作品としても完成度の高いものになっている。漫画>>続きを読む
サメが好き過ぎる孤独な男が、サメを虐殺するハンターに復讐をするという、超変化球なサメ映画。
演出は全体的にユルユルなのだが、リチャード・ジャッケルの熱演が、男の孤独を見事に表現していて、忘れ難い作品>>続きを読む
これも大学時代に見たフェリーニ作品。『道』ではイノセントすぎる旅芸人の女性ジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナが、今回は娼婦に扮する。自分の命を助けられても、お礼一つ言わない傲慢な態度で、甚だ>>続きを読む