ぬまちさんの映画レビュー・感想・評価

ぬまち

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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.5

最初だけ見ようと思って再生したら止まらなくなり最後まで見てしまった。演出や脚本の質の高さはもちろんのこと、キャラクターが脇役に至るまで全員生き生きとしているのが素晴らしい。主演の山口さんの圧倒的存在感>>続きを読む

インフェルノ(1980年製作の映画)

4.5

久々に再見。ネコチャンがこんなに大活躍する映画だっけ?舞台となる洋館の異世界感が素敵。この点では前作の『サスペリア』より好きかも。

ホットドッグ屋のシーンは意味不明すぎて毎回笑ってしまう。

La orgía nocturna de los vampiros(原題)(1973年製作の映画)

4.0

冒頭のウジ虫とミミズのアップでウゲーとなるが、スペインの寒村の風景とゾンビのような村人たちの描写はなかなか良い。カメラワークも凝っていてGOOD。

火星人地球大襲撃(1967年製作の映画)

5.0

目下のところハマープロの最高傑作。センスオブワンダーに溢れたシナリオ、抑制の効いた前半から一気にスペクタクルになだれ込む展開のダイナミズム、ロンドン上空に浮かぶ火星人の亡霊のビジュアルの鮮烈さ、どれを>>続きを読む

宇宙からの侵略生物(1957年製作の映画)

4.5

工場フェチにはたまらない工場見学映画だった。終盤は工場労働者が一揆を起こしトンプソンをバリバリ撃ちまくる大サービス。巨大怪獣もあるよ。

ゴールド・レイダース(1987年製作の映画)

4.0

ギンティ!空飛ぶ戦闘バイク!謎の巨大魚!そして巨大吸血コウモリ!いくらなんでも盛り込みすぎだろ!

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.5

せっかく養蜂家なら蜂を使って敵を仕留めてほしかった。

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.0

カンヌとオスカーを制した作品はなんとスペインのカルト監督ジェス・フランコへの弔辞で締めくくられる。

同じくスペインの女優ソレダッド・ミランダとのコラボで知られるフランコだが、彼の作品作りはミランダを
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心のともしび(1954年製作の映画)

4.5

いかにも王道的な「泣ける話」を、サーク監督十八番のバキバキに決まった撮影・照明と演出力でぐいぐい引っ張る、唯一無二な作品。

ホビット 思いがけない冒険 エクステンデッド・エディション(2012年製作の映画)

4.5

ビルボがあえてゴラムを生かしたのが運命感じる。ゲームみたいな地下壕の乱闘シーンが好きすぎる。

ホビット 決戦のゆくえ エクステンデッド・エディション(2014年製作の映画)

5.0

エクステンデッド版で大幅増量された、ピーター・ジャクソン監督の面目躍如たるアクロバティック&スプラッターなアクションが最高。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

映像の「編集」がはらむ虚構性を逆手に取ったある演出には瞠目させられた。『マリッジ・ストーリー』に匹敵する夫婦喧嘩のシーン最高。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

チェイスのモラハラ演技がうますぎて怖かった。

余韻を残した終わり方もGOOD。

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

感動の名作とか言われると、どうせぬるい映画なんだろうって感じがするけど、舐めてました。すいません。

香川京子の「人生嫌なことばかり」が沁みる。

恐竜の島(1974年製作の映画)

4.0

退屈だけど恐竜の特撮は味わいがあって好き。この監督ならやはり『アトランティス7つの海底都市』かな。

メカニック(1972年製作の映画)

4.5

人が乗ったバイクが崖から飛び降りて地面に激突、爆発炎上する場面。バイクに乗ってるのはマネキンらしいけど、動きとかリアルすぎて本物にしか見えないのが気持ち悪い。

しかしポスターのブロンソン、ラーメン屋
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アラモ(1960年製作の映画)

4.5

最後、ヤケクソになって人に向かって大砲をぶっ放すシーンが好きすぎる。

妖星ゴラス(1962年製作の映画)

5.0

何度見てもゴラスの威圧感と「破壊できないならば地球を動かして避けろ」という発想の豊かさに感動する。南極のミニチュアセットは再現して国立博物館に飾るべき。

唐突な怪獣より、大切な人がロケットに搭乗する
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凶人ドラキュラ(1966年製作の映画)

4.5

テレンス・フィッシャー監督の重厚かつ軽妙な演出が光る、拡張高い怪奇名編。常に目が充血しているドラキュラ伯爵はまさに凶人と形容すべき迫力だ。

海底軍艦(1963年製作の映画)

5.0

轟天号の活躍シーンもさることながら、丸の内大陥没シーンは劇場で見ると迫力がすごい。

いろいろ惜しいところはあるが、轟天号の格好良さで全て帳消しになってしまう稀有な映画だ。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

アマプラで何となく最初だけ見てみようと思って再生したら、面白くて最後まで見てしまった。評判は聞いていたが期待以上の作品だった。

70年代を舞台にしているだけあって、映像のルックも70年代っぽいフィル
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(1976年製作の映画)

4.0

格安物件には必ず裏がある、という大事な教訓が得られる作品。

控えめな恐怖演出をすべて吹き飛ばす豪快すぎるラストに爆笑した。

宇宙大戦争 サンタvs.火星人(1964年製作の映画)

2.5

新年一発目の映画はこれ!サンタ!火星人!謎ロボット!シロクマ!火星シャーマン!B52!と80分間に映画に必要な全てが詰まった素晴らしい作品。

鑑賞は自己責任でお願いします!

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

2人が初デートで訪れる映画館。表に名作『逢びき』のポスターが貼ってあって、中年男女のプラトニックな恋愛ものをやるんだという意思が伝わってくるのだが、その隣にC級コマ撮り恐竜映画『燃える大陸』のポスター>>続きを読む

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.0

まさか南無妙法蓮華経が聞けるとは…。ホモソーシャル的関係を情感をこめずに一歩距離を置いて描いているのが良い。あっけないラストも。

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

5.0

とにかくエンディングが衝撃的で忘れられない映画。初見時はほぼ娯楽映画しか見ていなかったこともあって、こんな終わり方があっていいのかと感じた。

哀れながらも憎めない主人公を演じたジャック・ニコルソンは
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おませなツインキー(1969年製作の映画)

4.0

JKに翻弄されるブロンソンとはこれいかに、と思ったが意外と面白かった。ブロンソンの演技の振れ幅すごい。

黒猫がかわいい。

雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.5

前半は興味を惹きつける展開だったが、後半は何やら物語が錯綜し始めて、よく分からないまま終わってしまった感がある。『太陽がいっぱい』のようなハラハラドキドキを期待したのが良くなかったか。

しかし漢ブロ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

「自分が好きな人たちと、好きなことをして生きていく」生き方を称揚するための映画。社会保障に手厚いフィンランドのお国柄やエキゾチシズムが、その称揚に拍車をかける。日本の競争社会の軋轢に窮屈さを感じる人が>>続きを読む

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.5

ミニチュアを破壊する場面が多くて眼福。KOMのドハティ監督もこれぐらいやってほしかった。

佐原健二に土屋嘉男、小林昭二と超豪華キャスト。特に土屋嘉男の屈折したキャラクターが面白く、本作の白眉と言えよ
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刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

5.0

スウェーデンの激渋ポリスアクション。美男美女は登場せず、おじさん達の地味な捜査がひたすら描かれる。人物のちょっとした所作でその人の人となりを描く演出がよく、物語に奥行きを出している。

メインの刑事の
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

震えるほどの傑作。クリスマスに見るもんじゃないけど。90歳にしてこのような作品を放つイーストウッドはやはり真の映画人なのだろう。ニコラス・ホルト(マッドマックスのニュークス)はやはり素晴らしい俳優だっ>>続きを読む

エイリアンドローム(1981年製作の映画)

4.0

『エイリアン』のパクリと来れば当然宇宙が舞台になると思いきや、なんと舞台は地球(南米)。しかも中盤はB級犯罪映画のような展開が延々と続くというかなりの変化球。人体爆発もイアン・マカロックの髪の毛がフサ>>続きを読む