ぬまちさんの映画レビュー・感想・評価

ぬまち

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戦場の謝肉祭(1980年製作の映画)

4.0

昔、VHSを借りて見た作品。ショボいイタリア版『地獄の黙示録』なんだが、派手な場面が多くて退屈しない。アントニオ・マリゲルティー監督十八番のミニチュア特撮も炸裂!

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

5.0

スラム街の人間模様が描かれる前半も結構面白い。

新デモンズ(1990年製作の映画)

3.0

さすがに演出の衰えを感じるフルチ晩年の作品。猫のぬいぐるみと唐突なパパの股裂きがツボ。

Diabolical Inheritance(英題)(1993年製作の映画)

4.0

超絶安っぽいメキシコ版チャッキー。動くピエロの人形を小さなおじさんが演じているのだが、これが至極不気味で忘れ難い。最後のナイフを持ったピエロとの追いかけっこ、スピードが遅すぎて逆に癒される。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.5

アレックス・ガーランド監督、『エクス・マキナ』は結構面白くて、『アナイアレイション』は芸術性が強すぎてイマイチ乗れなかったが、今回はサタイア(風刺劇)とエンタメのバランスが良く、ドライな結末も結構好み>>続きを読む

SFレーザーブラスト(1978年製作の映画)

4.5

スティングレイ盤Blu-rayで久々に鑑賞。改めて見ると鬱屈した青年が徐々に狂気に冒されていくアングラ青春モノとしても楽しめる。アメリカの田舎町の風景も郷愁を誘って良い。

何も解決せずに投げっぱなし
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サンフランシスコ連続殺人鬼(1969年製作の映画)

4.5

ゴミ映画かと思いきや、意外と面白くて最後まで見てしまった。制作者が映画の素人のため、カメラはほぼ引きの据え置きで「ただ撮っている」だけなのだが、それが見せ物小屋を見ているような感覚を増幅させられ、何か>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.0

もっと意味不明な怖さを期待していたから、けっこうちゃんとしたロジックの結末に落ち着いたのが意外だった。

ラストシーンがどこかで見たことある絵面だと思ったら、チェンソーマンのOPでした。

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

3.5

『ゴジラ』4KUHDの映像特典についてきたシネスコ版を鑑賞。傷もそのままにフィルムが飛びまくるグラインドハウス仕様なのが味があってGOOD。もともとスタンダードサイズなのを無理やりシネスコにしたせいか>>続きを読む

人魚姫(1976年製作の映画)

4.0

絵に描いたような美男美女が出てくる。冒頭の船の特撮がなかなかすごい。

ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

5.0

誰がなんと言おうと大好きな作品。ギロンの造形が格好良すぎるし、宇宙ギャオスへの仕打ちは残酷すぎる。生まれて初めて見たスプラッター映画かもしれない。

ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

4.5

Xで流れてきて気になった作品。最後の嵐のシーンの特撮がすごい。

Single8(2023年製作の映画)

4.5

全然期待しないで見たけど、これは隠れた傑作。『桐島、部活辞めるってよ』や『ブリグズビー・ベア』、近年の『フェイブルマンズ』然り、コミュ障っぽい少年が映画作りに励む作品に弱いことに改めて気付いた。タイト>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

長年、タイトルだけ知っていて未見だった作品、やっと見れた。初ワイダ。

ナチスドイツ降伏直後のポーランドを舞台に、反共ゲリラの若者が刹那的な恋と大義との間で揺れ動く様を描く。とにかく「絵」の力が素晴ら
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グラマーと吸血鬼(1963年製作の映画)

4.5

先日見た『吸血鬼と踊り子』の同じような吸血鬼もの。セットも同じの使ってる。あちらよりも展開に意外性があり良かった。

しかし「グラマー」って昭和を感じさせて良いね。

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

おしゃれな映画といえばコレ。面白いのだがあまりの情報量の多さに疲れていつも最初の30分で脱落してしまう。

吸血鬼と踊り子(1960年製作の映画)

4.0

『デリリウム』『イザベルの呪い』のポルセッリ監督の初期作品。重厚なモノクロの撮影で思いのほかちゃんと作っている。吸血鬼の造形もユニークで良い。

女吸血鬼をバーバラ・スティールが演じていれば、より格調
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呪いの深海獣(1966年製作の映画)

3.5

ここまでミニチュアがミニチュアにしか見えない特撮も珍しい。ミニチュア特撮の酷さに反して、深海獣の着ぐるみはよく出来とります。

『巨大アメーバの惑星』と同じ音楽を使ってたけど、流用なのかな?それとも著
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

5.0

ヤバいヤバい!最高傑作爆誕。

自主制作映画っぽいゆるい雰囲気が持ち味だった全2作よりも本格的なアクション映画の風格が感じられ、なおかつこのシリーズが持つ魅力もしっかり継承されている理想的なスケールア
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The Primevals(原題)(2023年製作の映画)

4.5

ストップモーションの職人デヴィッド・アレンの監督作。幾多に渡るトラブルを乗り越え、ようやく完成間近というところで監督自身が亡くなってしまい、お蔵入りに。特撮ファンの間では伝説と化していた作品が奇跡のリ>>続きを読む

狩人の夜(1955年製作の映画)

5.0

『情婦』や『ホブスンの婿選び』で俳優チャールズ・ロートンを知ってから見ると、より味わい深い。最高の白黒映画のひとつ。

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白い。シリーズのお約束を踏襲しつつ、随所に新鮮な見せ方を取り入れていて、終始ワクワクしながら鑑賞できた。極力CGは使わずに模型を使って撮影しているのも好感が持てる。ブラック労働から逃れよ>>続きを読む

バトル・フォース(1981年製作の映画)

3.5

銃撃戦!カンフー!エログロ!邪教!ゾンビ!ピラニア!笑

B級映画に必要な要素すべてぶち込んだ幕の内弁当映画。これだけぶち込んでるにもかかわらず演出がヘッポコすぎてつまらないという、ある意味奇跡の映画
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阿修羅/ミラクル・カンフー(1980年製作の映画)

4.5

腕がない人と足がない人が合体して戦うという、現代では倫理的に実現不可能な怪作。特殊効果ではなく、本当に腕と足がない人が出演している。序盤は腕がない人が虐められる描写が長く陰湿なムードが漂うが、その分2>>続きを読む

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.5

お洒落な恋愛映画かと思いきや、変態的で意外とハードな展開を見せる大人の恋愛映画。

ラスト、主人公のオジサンがヒロインに対して言い放つ言葉のやるせなさが半端ない。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.5

B級のようでいて、ものすごく複雑な構造を持った作品。カーンペンターらしいおふざけもありつつ、不気味さや怖さもしっかり演出されていて良かった。

序盤で斧を持ったいかにもヤバい風貌の男が近づいてきて周り
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.5

ヴィゴ・モーテンセンのいぶし銀が炸裂する、ロシアンマフィア映画。喉を掻っ切るシーンがいちいちねちっこいのがクローネンバーグらしい。初鑑賞は高校生か大学生の頃だったが、サウナでの全裸フル◯ン格闘シーンに>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.5

クローネンバーグはSFホラーよりもこういう日常の中で爆裂するバイオレンスや狂気を描いた作品の方が好き。

アラゴルンことヴィゴ・モーテンセンの繊細な演技、陰湿で爽快感のないバイオレンス病者が素晴らしい
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ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌(1992年製作の映画)

5.0

大好きな映画。とにかく狂った銃撃戦を見せることに特化した作品。CGなしでこの銃撃戦を撮影したのは狂気の沙汰。病院での長回しはもはや伝説。いろいろと投げやりな描写や展開も香港映画らしくて好き。ジョン・ウ>>続きを読む

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

マーベルの映画でオマージュを捧げられてた作品。
ホームアローンみたいだなと思ったら、監督がホームアローンの脚本の人だった。

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.5

全編、学校の中だけで展開する会話劇なのに、まったく飽きさせないのは凄い。

「大人になったら心が死ぬ」は名言。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

いろいろとキモ過ぎる。最後の方に意味ありげに金をせびる浮浪者が出てきたりと、背景には当時の米国経済の停滞がありそう。

「哲学を持っている奴は怖い」というセリフがなかなか深い。

デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

4.0

とあるコンドミニアムを舞台に、謎の寄生虫が次々と住人に感染し、キ◯ガイがどんどん増えていく恐怖を描いたSFホラー。クローネンバーグらしく、変容する身体へのフェティシズム溢れる描写が多く、巨大なヒルのよ>>続きを読む

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.0

いろいろぶっ飛びすぎ。序盤は「こーゆー演出、斬新だろ?えっ?」って感じの監督のドヤ顔が透けて見えて、なんかノレなかった。それも後半に進むにつれ、なぜか癖になって見続けてしまう、変な魅力に溢れた作品だっ>>続きを読む