nor

手紙のnorのネタバレレビュー・内容・結末

手紙(2006年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

東野圭吾作品2作目鑑賞。
手紙。
いろいろ考えさせられるテーマだった。
自分も、自分宛に届く手紙やメールも、
人に文を送るときは、返事が欲しくて書く場合が多い。礼状やお知らせを除いて。
お詫びの手紙は、相手に許してほしい、優しくされたいという自分側の都合がやはり殆どかもしれない。ハッとさせられた。ネガティブな動機や、見返りを期待してる時ほど無意識というか、無自覚だから…。
心から相手を気遣った文章や、打算のない思いやり、励ましの手紙などは本当に嬉しいもの。

この映画をみた影響で、久しぶりに大事な人たちに暑中見舞いをハガキで出してみた。
びっくりされたのか、3人から電話、手紙が一通、LINEで動画返信が数件。
皆即座にリアクション。嬉しかった🤣
送る時は心を込めて、独りよがりでないよう気をつけよう。

この映画のような、不幸は、誰にも
起こり得ること。コロナ禍が不況をよんでいる今、本当にありそうで…。不況と不安、混乱から悲しい犯罪も増えるのではないか…
悪い人だけが罪を犯すのではない。
けれど、被害にあった側は、そんなことしったことではない。線香も、あげてほしくないと、やはり思うのだろうな…まして、殺した相手の謝罪の手紙に返事をする余裕など…

それぞれの立場の気持ちがわかる、俳優さんたちの演技も良かった👏
nor

nor