浅野公喜

胸さわぎの放課後の浅野公喜のレビュー・感想・評価

胸さわぎの放課後(1982年製作の映画)
3.2
ジャニーズのたのきんトリオの弟分としてデビューした爽やかなイッペイ・ヒカル主演の漫画の実写版。80年代前半の男女のもさもさしたカーリーヘア(?)は今観ると野暮ったく見えます。

イッペイ・ヒカル演じるバスケ部の先輩にトシエ・サカガミ演じるバレー部の少女が恋する内容で、バスケ部員がバレー部員の更衣室や風呂場をのぞいて叩かれる、不良と喧嘩したことで大会出場が出来なくなり署名運動へ・・という今観ると超ベタな青春物。演技がたどたどしかったり終盤は放送室で数人の生徒が数人の教師と揉み合うだけなので盛り上がりに欠けるのですが、ベタも何周かして新鮮とも言えそうですし当時の渋谷の109に代々木公園の竹の子族、アラレちゃんが上映されてる映画館、今やレアなカップライスの自販機等当時の様々な流行や文化が次々と登場しそれなりに楽しめました。

喧嘩のシーンではデュラン・デュラン「Careless Memories」がさり気無く聴こえます。「5時に夢中!」のミエ・ナカノや髪が有る(!)フユキ・モト等さり気無く有名な人達が多数出演。
浅野公喜

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