あさぎ

恐怖分子のあさぎのレビュー・感想・評価

恐怖分子(1986年製作の映画)
4.0
3年ぶりに、再見した。1度目観た時は、退屈だ、とレビューに書いた。2度目に見終わった今、より整理がつかなかった。 

群像劇みたいだけど、伏線が回収されるようなカタルシスはあんまりなく、バラバラであるままに個々が独立している驚きと心地よさがあった。

最後、リーチュンの運命が分岐して、それを両方見せるのは何故だろう。結局は夢オチのように見えるし、物語はイーフェンの嘔吐に回収されるけれど、それまでバラバラの断片を見せつけられているのでこれらも分岐した、独立した断片じゃないかと思ってザワザワしてしまう。
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