M少佐

RIZE ライズのM少佐のレビュー・感想・評価

RIZE ライズ(2005年製作の映画)
4.0
私達の知らない世界。

トミー・ザ・クラウン
元ロサンゼルスの麻薬ディーラー。
しかし改心した彼は1992 から、ピエロ(クラウン)の格好でダンスを始める。
あらゆる所に出没しパーティーを開き若い世代を悪の道に行くなと伝え続ける。
その中で、様々なグループが生まれ、対立が起きる。
ただ、ロスの他のギャングと違うのは暴力と撃ち合いではなく、ダンス。
ダンスで決着をつける。
一人のピエロが昔からのダンスバトルを復活させた。

もう、世界が違い過ぎる。
買い物に行っただけ、歩いていただけ、目についただけ、それだけで殺される。
それが日常。
親、兄弟にも問題が無い奴の方が少ない環境。
普段の挨拶も「Yoいつ(刑務所)出てきた?」・・・あり得ません。
なんだ、この国、この地域ってなります。
とにかく酷い場所。
捌け口はダンス。
上記のトミーは何年もかけてダンスを根付かせる。
ギャングになるかピエロになるかの選択肢を若者に与えて行く。
ただ今も問題は多く残っている。

あまりにも訴えかけられる事が多く、肝心の素晴らしいダンスが、頭に残りませんでした。
何故か後半、泣いてました。

少しでも興味があったら見てください。
M少佐

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