はーにゃん

レナードの朝のはーにゃんのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.9
2時間があっという間に感じられるくらい引き込まれた。
30年間ぶりの半昏睡状態からの目覚めたレナード。
最初は本人も周りも目覚めたことに喜びを感じたけど、自由に外出ができないことの怒りやまた半昏睡状態に戻ることの恐れ等から暴力的になるレナードはどうしようもなく辛そうだった。
けどレナードが目覚めないほうが幸せだったかと言われるとそうではない気がする。
少しの間かもしれないけど恋をしたり他人の優しさに触れたりすることは何よりも尊い感情。
こんな病気が実際にあったことも知らなかったし医療の未知なる可能性やその反面どうすることできない限界も存在するんだと感じさせられた。
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