vince

レナードの朝のvinceのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.7
生涯大病にかからず不自由なく生きる人もいれば
こうして不可抗力の災いに見舞われる人も多くいる。
後者の人間はきっと、なぜ自分だけ、と憤りや悲しみ憎しみを天に向け強く感じることがあるだろう。
だけどいくら嘆いたって何も変わらない。現実は本当に残酷なものだと痛感する。

それでも、人との出会い・愛・絆はそんな人間の人生さえも豊かにする力がある。
暗い気持ちで自分の心を覆ってしまわずに、顔を上げて周りをよく見渡せば、この不公平な世界でも、幸せになれる道や出会いはきっとある。
幸せに生きるために、そういう純真な気持ちは決して忘れてはいけないと、気付かされるような映画だった。
vince

vince