かいたろ

レナードの朝のかいたろのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.5
嗜眠性脳炎という病気で「人間の抜け殻」と化してしまった患者たちが入院している病院に主人公は医者として来た。患者たちは脳機能が完全に失われていると思われていたが些細なことから主人公は患者の中に存在する生きている証を発見する。そして再生を目指して患者の1人、レナードに新薬の投与を試みる..。というお話。
これはハマりました。映画で泣くことってほぼないのですがこれは危なかったです。
主人公の医者がなんとも素晴らしいキャラクターで必死に患者をどうにかしたいと思うことが伝わりました。また、レナード役のロバートデニーロすげえと思いました。
こんな良いキャラに囲まれてあんなジワリとくるストーリーはもはや完璧。
レナードと母が初めて面会するところ、ダンスのシーン、後半の止められない時間は本当に感動してしまいました。
音楽やら絵面は一見地味だけどそこがある意味優しくていいのかも。
てな感じでやっぱり自分や誰か、何かを大切にしようって思えるような映画って素晴らしい、すごいと思います。
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