ジェイソン・ライトマン監督なので個人的に楽しみにしていたが、人によってかなり評価が分かれているのは理解できる。
高校の栄光を引きずり、いつまでたっても大人になれない30代の女性メイビス。
同級生の友達から手紙が来たのを機に、相手はまだ運命の人であり、既婚でも構わず自分の物にしようと企む。
普通に考えれば痛い女性で終わるのだが、そのままに突っ走る傾向がある女性は確実に存在する。
共感を得ないのはこういう女性が少数だからであり、過去が良かったというのは大人に真の意味でなり切れてない者たちへの皮肉か。
痛い女というのは、自分ではそう思うことなど無いという女のこと。
それをシャーリズ・セロンはしっかりと見せている。
まったく変わらないことを良しとする空気。
素直に認めたくないが、やはり同世代の女性にこそ見るべきかも。