あゆみ

ロスト・イン・トランスレーションのあゆみのレビュー・感想・評価

3.5
【あゆみの再鑑賞第三十ニ弾】
日本の魅力と奇妙さを絶妙な配分で表現された傑作。
異国の地に自分の意思ではなく来てしまった男と女が寂しさと旅という非日常的体験から気持ちが大きくなり急接近する。
本作は自分と同じ遭遇の人間に出会うと急な親近感が湧く、非日常が気持ちを大きくさせ普段、足を踏み入れない場所に入った心情の変化などが多くの人間に共感できるように作られている。かと言ってただの共感映画にはなっておらずソフィア・コッポラ特有の世界観を確立し、コメディ風にも作られているので批評家共に大衆にもウケるようになっている。
映画としての完成度がとても高い。85点のハイスコア。

映画館でフィルムで観れて最高の想い出だ。
あゆみ

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