いばん

ロスト・イン・トランスレーションのいばんのレビュー・感想・評価

3.4
外部目線から見た日本に共感性羞恥が爆発してしまい「ウワーーーッ」と叫びたい気持ちを抑えながら見ていた。やけに発展した性産業とゆるゆるの規制、通訳者ですら喋れてない英語、外国人に対して距離感のバグった人達、下品なバラエティetc…
アメリカの映画館で見たので後ろに座ってる観客達が笑い声をあげる度「たしかにこれは日本だけど…これが日本だけど…でも実際はもうちょいマシなんです…映画だから若干誇張入ってるんです…」と言い訳をかましたくなる衝動に駆られた

もっと言うと日本の描写にリアルさを超えたある種のオリエンタリズムのようなものを感じ日本って欧米から気軽にそういう扱いされる枠だよね〜と思った。「エキゾチックで素敵!」という名の元に、「ちょっと変わってて不思議でそこが魅力的だけどやっぱり欧米よりいろんな面で格下」と欧米人を安心させてくれる役?とでも言うんでしょうか

さらに言うと私はアメリカに4年いて違う文化の中で孤独を感じて辛いってなったことないのでそういう点でもあんまり まあそこは人種のサラダボウルたるアメリカとホモジェニックの極み日本の違いかもしれないけど
いばん

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