近藤真弥

ロスト・イン・トランスレーションの近藤真弥のレビュー・感想・評価

3.5
久々に観た。音楽の使い方が絶妙。音楽好きは「デスヴェガだ!ジザメリだ!」と楽しめるでしょう。CM撮影のシーンのちぐはぐな雰囲気も面白い。“リップ”のシーンでは大爆笑しちゃった。

映画で描かれる孤独感には、いちいち頷いてしまう。行きたくもない呑み会に行って愛想笑いを振りまき、そんな自分に納得できない感じとか、「これ俺だわ」ってなる。

人は孤独のなかでこそ、かけがえのない“繋がり”を得ることができる。そうした励ましが込められた本作に救われた人は、少なくないはず。
近藤真弥

近藤真弥