ネズミ

ロスト・イン・トランスレーションのネズミのレビュー・感想・評価

4.5
そんな期待して観たわけじゃなかった。
日本が舞台の有名な映画ということと、ヴァージン・スーサイドの監督であるソフィア・コッポラが脚本と監督を務めているということで観てみた。
結構好みだった。

まず、外国人が撮る日本といえば、とにかく忍者と力士が出てくるトンデモナイものが多い印象がある。
でもこの映画は違う。
東京育ちからすると懐かしささえ覚えた。
描き方が全然大げさじゃないから、外国人が見ると刺激的な光景かもしれないけど、日本人が見ても全く違和感ない。
バラエティー番組のクレイジーなノリとかあるある過ぎて笑った。

ボブは結婚やキャリアにマンネリを感じ、シャーロットはやりたいことが見つからず人生が漠然としている。
そんな登場人物たちの心情が、言葉も通じない異国にいるときの疎外感によってエンハンスされていた
映像も美しくて、これはたまに観返したくなるやつ。

ソフィア・コッポラ、絶対にマニックス好きでしょ!色んなシーンがMotorcycle Emptiness(1992)のMVそのものだった!最高❤️
ネズミ

ネズミ