肥満児フィン

ロスト・イン・トランスレーションの肥満児フィンのレビュー・感想・評価

3.5
初ソフィア・コッポラ作品。
ビル・マーレイとスカヨハ、この二人である事によって、違和感のない特殊な関係を描ける。この点だけでも評価に値するのがこの作品だと思う。ソフィア・コッポラ本人が来日した時に感じた、当時の日本で過ごす時の不満とかがスカヨハに吹きこまれているからか、ちょっと日本人の描き方が細かいようで所々微妙なのが惜しい。もはやその描き方は皮肉的ですらある。
Just Like Honeyが全てを包み込むラストは最高。