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切腹のBのレビュー・感想・評価

切腹(1962年製作の映画)
3.6
三國連太郎 VS 仲代達矢の長時間に及ぶ見応え。台詞も耳触りが良い。
ストーリー展開も、全く知らなければ先が読めないミステリアスさもありのめり込む。
切腹の裏にある、変わりゆく時代、貧窮に喘ぐ浪人、武士とは。刀より大事な物とは。。。悲惨な浪人の果てが丁寧に描かれている。
時代が変われども、面目 体裁を必死に保つ隠匿体制。
怒鳴るだけの上に絶対逆らわず汚れ仕事を命がけでする部下達。それでも平気で首切りされる虫けら扱い。
それぞれの立場の生き様が興味深い映画でした。

前半の求女の切腹シーンはもう身を捩りながら観るしかなかった。
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