切腹の作品情報・感想・評価・動画配信

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「切腹」に投稿された感想・評価

義理の息子の切腹シーン素晴らしかった。
庭で仲代達矢さん目ギンギンだったけど瞬きした?あと良い声してたなぁ。
candy

candyの感想・評価

5.0
素晴しい映画でした

お家とか
武士道 より
人間道 と 思うのは、
何も無い者が、思う事なのかな

最初、ちょっと うーん、約15分くらい 辛抱したら
あら、不思議、ちゃーんと白黒世界に入って行けます
素晴しい映画です

親子3人、慎ましく暮らす事も出来ない様な武士道 って 
見るからに恵まれてない若い者を死に追いやる武士道 って 
最後のささやかな願いも聞かない武士道 って
残酷な死に方を見てる武士道 って
死者を軽んじる武士道 って
無かった事にする武士道 って
なに
誰か教えて

白黒の迫力
素晴しい映画でした
小豆晴

小豆晴の感想・評価

4.5
『なかったことにしないで』

『三池崇史』
= 一命  となるところ
≒切腹   となりました

井伊の赤備え>福島の赤坊主
なぜこうなってしまうのか
共に武勇の証しであるのに
武士は相身互いではないのか
亡骸の扱いにぶち殺したく候
盗賊の親戚みたいな者が士となるためには志が必要であるのに


なかったことにしないで



日本ならではの素晴らしい映画ではございましたが再見し教士七段だった祖父の一の腕と太刀筋を思い出したので-0.5と相成りました。
素晴らしく真剣な映画でしたので真剣を使う必要性はなかったと思います。
Yukisounds

Yukisoundsの感想・評価

5.0
スコアをつけるならば、減点要素が見つかりません。話が深い、役者が素晴らしい。
家老演じる三國蓮太郎が半四郎演じる仲代達矢に娘婿の最後を聞かされる回想と半四郎が家老に遠巻きに家族の仇と匂わす回想。それを除けば切腹を待機した危機迫る状況。
回想場面の持っていき方、繋がり方、全てにおいて最高でした。武士の象徴を嘲笑いながらも華麗な太刀さばきの仲代達矢、かっこよすぎるなんて表現でいいのか分かりませんけど、私にはそれしか言えません。
21世紀に生きる日本人として武士道の切腹など褒められるものでないと思うけれど、体裁を重んじるあたりは良くも悪くも日本人的だなと感じました。
犬

犬の感想・評価

3.0
もはや刀要らずな仲代達矢と三國連太郎の鬼気迫る眼力に圧倒せざるを得ない。殺陣がどうこう以前に脚本構成と役者の存在感/説得力の重みが他の時代劇と一線を画す。
MOCO

MOCOの感想・評価

5.0
「武士の面目とは所詮上部だけを飾るもの・・・」

 時代劇と言えば「黒澤明」と思っていた若かった頃に出会ったこの映画は、時代劇映画の面白さを教えてくれる一本でした。BGMはほとんど排除され時々琵琶の音が耳に入ってくるだけの映画です。前半から中盤にかけての展開と後半の展開は全く違い中盤以降はグイグイ引き込まれていきます。ストーリーの組み立てが巧みです。時代劇映画の中でも群を抜いた作品です。

 寛永7年(1630年)5月13日、井伊家の江戸屋敷を安芸広島福島家の元家臣、津雲半四郎(仲代達矢)という浪人が訪ねて来たという井伊家の覚え書きからはじまり、その顛末を偽りの覚え書きで終わる武士の面目とは所詮上部だけを飾るものと言う半四郎の言葉通りの虚しく悲しい物語です。

 井伊家を訪れた半四郎は井伊家の家老である斎藤勘解由(さいとうかげゆ・三國連太郎)に「家元が没落した後江戸に出てきたが戦乱の世でもなく生活も苦しく、このまま生き恥を晒すより潔く腹かっさばいて果てようと思う故、屋敷の立派な玄関先を借りたい」と願います。勘解由は春先にも同じ安芸広島福島家の千々岩求女(ちぢいわもとめ)という若い浪人が訪ねてきたがこの男を知っているかと尋ねます。半四郎は福島家の家臣は12,000人の大所帯故その男は知らないと返します。

 関ヶ原の合戦後大きな戦がなくなり侍業は成立しなくなった世の中のことです。
 ことの起こりはたまたまある武家屋敷を同じ理由で尋ねた浪人が「見上げた男」と士官に雇いいれられた噂があり、浪人達が挙って門構えの立派な屋敷を訪れ切腹を申し入れたことにあります。訪れられた武家も金子(きんす=お金)や手見上げを渡して引き取らせたことで浪人がますます武家屋敷を訪れるようになっていたのです。
 門構えの立派な井伊家を金子目当てで初めて訪れたのが千々岩求女と名乗る若い浪人だったのです。井伊家は次々と浪人がたかりに訪れるようにならないように悪しき前例を作らぬために庭先で千々岩求女を切腹させていました。
 斎藤勘解由は切腹させた話をすれば金子目当ての半四郎も恐れおののき引き取るだろうとその日のことを話し始めます。

 井伊家の者達は千々岩求女を主に会わせるにもその身なりではと着替えを用意し風呂を勧めます。入浴中に所持品を確認し、さやに収まっているのが真剣ではなく竹光であることを知り「武士の魂を売るとは呆れた浪人」「端から切腹など狂言」と有無も言わさぬ勢いで切腹するようにことを運びます。
 どうにもならないと悟った千々岩求女は、一度帰りたいと懇願したが聞き入れず、「ご自分の武士の魂(刀)で」と竹光で腹を切らせ苦しみながら死んだと話します。
 半四郎は尻尾を巻いて帰ると思っていた勘解由でしたが半四郎は臆することなく切腹の場に座ると最後の願いとして、一番の刀の使い手沢潟彦九郎(おもだかひこくろう・丹波哲郎)の介錯(かいしゃく)を願います。

 2時13分程度の映画なのですが、ここまででおよそ40分。初めて観た時はここまで到達することなくつまらない映画と止めてしまいました。時代劇が苦手な方には、なかなか難しいことです。後々沢山の人に勧めたのですが私が「45分位を乗り切ると凄い展開になる」と助言したのですが、同じように挫折した人が沢山いましたが我慢です・・・。

 介錯を頼んだ手沢潟彦九郎が勤めを休んでいることを知ると、介錯のために出所するまでの間が退屈だろうと半四郎は生い立ちを話し始めます。そして突然千々岩求女を知らないと言ったことは偽り、千々岩求女を知っていると話し始めるのです・・・。

 やがて手沢潟彦九郎の元から戻った使いの者が「手沢潟彦九郎は大病のため出所できない。家の者に合わせてもらうこともできなかった」と・・・。

 この映画はアメリカで『HARAKIRI』というタイトルでリリースされています。もしかしたらこの映画で日本人の『HARAKIRI』文化を知ったアメリカ人が多いのかも知れません。


「もっと時代劇を観ようよ!」
「『クロサワ』だけじゃないんだね」
「知らなかっただけで、面白い時代劇が一杯あるのかも」ってきっと思う映画です。
・・・そしてあるんです。面白い時代劇が・・・。
先日「武士道残酷物語」を見て存外に面白かったのですが、昔は関心もなかった時代劇が好きになってきたのは年齢とともに食べ物の好みが変わってくるのと同じ理屈なのでしょうか。レンタル店に置いてあった今作をようやく鑑賞しましたが、小事が段々と大事になっていき、終盤の死闘に雪崩れ込んで行く展開に魅入りました。

個人的には「乱」での恐ろしげなやつれメイクを施したイメージが強い仲代達矢さん演じる津雲半四郎が、親友の遺児である娘婿が病気の妻子を助けるために止むなく働いた「切腹するする詐欺」を逆手に取られ、井伊家家老の奸智によって本当に切腹(しかも竹光で💦)せざるを得ない状況に追い込まれた無念を晴らすために井伊家に乗り込んで来たという封建体制への逆賊行為が熱い‼️ 仇三人のチョンマゲを土産に持参し、井伊家の軟弱ぶりを呵呵大笑する存在感が強すぎる。

井伊家家老が手下の者たちに津雲の処分を命じるも鬼となった津雲の実戦剣技(胸の前で腕を十字に組む構えが渋い)の前に死者重傷者を多数を出す不始末のうえ、チョンマゲを切られて出仕出来ない三人には切腹を申し伝える残酷。津雲が看破し嘲笑った井伊家武士道なるものが体面上のものでしかない薄っぺらさ。

三國連太郎演じる家老との問答や、丹波哲郎演じる井伊家の手練れとの一騎討ちのシーンも実に良かった。「武士道残酷物語」とはまた異なる魅力に溢れた一作でした。
nekosuki

nekosukiの感想・評価

4.0
武士と言えども、士官のクチがなければ浪人を続けるしかなく、時代劇の劇中に登場する傘張りや障子張りのアルバイトに明け暮れることになる。

困窮した生活を何とか建て直したい、切羽詰まった挙げ句に独断で決行したところが、簡単な小遣い稼ぎと思ったら命まで取られる羽目に。

娘婿の無念の死の報せを受け、残された娘と幼子の行く末を思って父の怒りは爆発する!

コロナ禍で減収や失職する人が居るなかでは身に積まされる話だ。

確かに、命の重さに比べると『武士のプライドなど上部のこと』。
この作品、ストーリー、プロット、キャスト、全てが巧く機能している。

リメイクされたが、白黒の迫力には敵わない気がする。
び

びの感想・評価

5.0
再見。オールタイムベスト。これ以上に面白い映画はこの世に存在しない。
すごい作品です。武士道とは何だったのか、悲惨で壮絶な切腹を遂げた者たちには、様々な理由がある。組織と個人。ここには現代に通じるものを感じずにはいられない。どれだけ多くのものが犠牲になっているか、一石を投じた映画だ。
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