切腹の作品情報・感想・評価

「切腹」に投稿された感想・評価

秋

秋の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

凄かった

最初は風刺的な話かと思ってたし
死なないと思ってた

日本映画で白黒映画をみたのは生まれて初めてかも

この切り取られた真実に飛びついてしまう部分

組織 その中での規律 上からの指示

今の社会に充分通じる話が多くあった

役者は全く分からなかったが
とにかく主人公の目力!
凛とした冷静沈着で 説得力がある話し方
そして孫を溺愛する砕けた表情
復讐に燃える怒りの目

全てが説得力があり素晴らしかった

個人的にマイナス点は
切腹の具体的な場面は苦手だし
具体的な部分は誤魔化して欲しかったし
大立ち回り 決闘シーンにあまり興味がなく

最後あたりは僕的には不用

でも家臣に対しての隠蔽の指示あたりは好きさ

でも名作はどの時代でも名作だと感じた
マサヤ

マサヤの感想・評価

3.5
とある浪人の告白からグイグイ引き込まれる橋本忍の脚本。他にも音楽、演出、カメラワーク、美術どれもが一級品。真剣を実際に使った決闘の刃と刃がぶつかり合う音の凄さ!この映画の鮮血はもはや芸術!
Damien

Damienの感想・評価

5.0
映画の中でもかなりパワーを持った作品であり邦画の中ではズバ抜けて面白い
1人の男が切腹をするため庭を借りたいと言い物語は始まる
この映画は音楽が少なくほぼ会話だけで構成されている
語るシーンも良いがそれをジッと聞く周りの表情、動作も良い
全て細かく完璧に近い仕様で映し出されている
武士道のアンチテーゼがこめられている
井伊家の門に向かうカットから抜群にかっこいい。音楽は武満徹。三味線(琵琶か?)の音で盛り上がり、軽妙な問答の繰り返し(から緊迫感が増していく)。虫や鳥の声で時刻の移り変わりもさり気なくわかる。竹光で切腹させるの意地が悪すぎるよ...。
渋い。
静かなる炎。
どことなく演劇を見てるような感覚になれる。
『真剣』により生まれる緊張。
父親の勧めで視聴。

集団組織の作り出した虚飾と、それを一人で暴く浪人。
いわゆる侍言葉で、視聴開始序盤からくじけそうになるも、次第に引き込まれて行くストーリー。

失ってから気付くのではなく、常に自身が守りたいものの本質を見つめ直すことができる映画。

仲代達矢かっこよすぎ。
石濱朗が山田孝之にしか見えない。
岩下志麻キレイ。
三國連太郎シブすぎ。

リメイク版の「一命」も見てみたい。
655321

655321の感想・評価

3.9
これぞ完璧な脚本だな、と思って橋本忍さんの事を調べたら「羅生門」や「生きる」などなどを書いた方だったんですね。
好きな作品ばかりなのに恥ずかしながら存じ上げておらず、なおかつ100歳を迎えてご存命という事を知り更にビックリ!

仲代達矢さんも素晴らしくて、この間を持たせられる俳優はそうはいない。

現代には武士はいないものの、今でも人としての面目と、組織、階級の面目をごっちゃにしてしまう人が多くいる。
自分も多分例外ではない。
武士の面目なんて無理して守ったところで傷つくのは周りの人間なのに。

1つのテーマを何層にも張り巡らせている完璧な脚本。
Osudake

Osudakeの感想・評価

4.3
痛い。
あ、痛いの意味は、今どきの痛々しいではなくて、肉体的に。
びっくりするくらい名作。
邦画史に残る傑作。
切腹とは何なのかを考えざるを得ない。
生きることはこれほどまでに過酷なのか?劇中、多くを語らない仲代達矢が顔の表情で全てを語る!!
渋い、渋すぎる...
何が渋いってね、字幕がないと理解できないのね...
これを観ると今使ってる日本語ってほんとにダメだな〜とか思っちゃったよ…
言葉一つ一つがかっこよすぎて、格好良い言葉が使われる度に脳がなんかズキューンってなる(笑)っていうくらい渋くて格好良い。
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