切腹の作品情報・感想・評価・動画配信

『切腹』に投稿された感想・評価

yuka

yukaの感想・評価

3.8
やばすぎる。

構成が完璧。最初のくだりの後、まだあんの?と思ったけどめちゃくちゃ大きい布石だった…どんどん引き込まれて最後はただただ漢…となった。

強い。
譜代大名、井伊家の江戸屋敷に玄関先で切腹させてくれと男がやって来る。井伊家は一見、その男を丁寧に持て成すが…という話。

私は井伊家なので、てっきり幕末の話なのかと思ったが、江戸幕府が始まって戦国時代の老舗の大名がどんどんおとり潰しになっている時期の話なんですね。
1962年の作品なんですが、まだ30歳の仲代達矢の演技が凄い。
元々彫りが深い顔出し、白黒映画だからメイクもより凄くしているのかもしれないけど、過去パーツと井伊家の屋敷に来た時の顔が全然違う。
覚悟のある顔。
本当にこれ、30歳の時の映画なの?と思いました。

これも外国人が選ぶ日本映画ベスト10位以内だったので観たんですが、『怪談』が昔話をそのまま映画にしただけという感じだったのに対して、本作は武士の建前、矛盾を真っ向から暴いています。
しかも、名も無き者たちの行動は、武士道に乗っ取っているので美しくみえてしまうという…。

井伊家の家中の傲慢ぶりは、青山の児童相談所建設に、
「ここら辺は自宅にコックを呼んでパーティーする様な家が多いのに、そういう家庭の子たちと同級生になったら、そのお子さんが自分を卑下してかわいそうでしょ。だから反対します」
と堂々と言ってた人たちとカブりますね。
今でも傲慢のネタには事欠かないですねw。

ただ一つ残念だったのが、仲代達矢の肝心なところでの殺陣の構えが『仮面ライダー』の変身ポーズに見えてしまうところ。
なんであんな変な構えにしたの!?
一緒に観ていた子供とガクっとなってしまいました。
地図,鎧,家中打診,お召し替え,二言,逃げ,囲まれ,不浄の血,竹光嘘,小太刀,震え,介錯引っ張り,舌噛み,食い詰め素浪人,介錯人希望不在,身の上話,世迷言会得,存じ寄り,弓練習,四十九万八千石崩落,傘貼り,寺子屋,叔父婿談判,歌,赤,面,お歯黒,あやし,金策,室内井戸,遺体帰還,身寄り無し,髷投げ,風,河原丹波決闘,折れ,躙り寄り,声,槍,砂,身代わり盾,銃向けられ,鎧投げ,覚書
みん

みんの感想・評価

3.9
すごかった。
時代劇あまり見てきてないけど、お話がわかってきたので最後まで楽しめました。
まさか娘の旦那さんが切腹させられていたとは、、、

ちょんまげ切られてしなない武士っているんだとびっくりしましたが、しっかり切腹させられてましたね。

三國連太郎がいやーな役だったけどお似合いだったな。

仲代達也のシリアスなシーンも大迫力だったし、顔力凄すぎるよ。
Harigane

Hariganeの感想・評価

3.9
<あらすじ>
江戸時代の1630年。
井伊家の上屋敷に津雲半四郎(仲代達矢)という浪人が訪れると、「仕官もままならず生活も苦しい。このまま生き恥を晒すよりも武士として潔く切腹したい」と申し出る。
無心する為にこのような申し出をしているのではないかと疑う斉藤勘解由(三國連太郎)は、かつて同じことを願い出て死を遂げた若い浪人の千々石求女(石浜朗)の話を津雲に伝えて威嚇する。
しかし津雲はそれにも一切動じず、やがて自らがここへ来た本心を語り出す・・・

<感想>
黒澤明映画「用心棒」や「椿三十郎」と同時期に公開されていた小林正樹監督作品の今作💫
これもいつか観たいとずっと思った作品でしたが、この時代の邦画、面白いですね🌝

江戸の上屋敷に切腹したいと申し出る津雲半四郎。
死を決意したこの男の肝が据わった表情、とても印象的でした。
彼の発する一言一言に、もの凄く重みが感じられます⚡️

劇中の大半は会話劇で構成されているのですが、その間もずっと緊迫感が続きます😬

初めは情けない男として紹介されていた千々石。
しかし、後半にかけて明らかになっていく真実といったサスペンス的な要素も強くて、飽きることなく物語が進んでいく過程でどんどんとストーリーに引き込まれていきました💫
互いの心理を読み解き、そして欺く仲代達矢さん、三國連太郎さんの迫真の演技は素晴らしかったです🔥

腹切りってこんなにも痛々しく、苦しいものなんですね😱
今作での切腹のシーン、もの凄く衝撃的でした🫣
これは白黒だからこそ成り立つ凄まじい演出とも言えますね💦

「今日は他人の身でも、明日は我が身という事もある」
津雲が述べたこの台詞にはゾッとしました😨

日本が誇る素晴らしい名作、これは観ておいて良かったです🌟
 津雲半四郎(仲代達矢)が、いきなり井伊家の屋敷に来て、玄関先で切腹させて欲しいと言ってくる。以前にもそういう男がいたことが分かり、そこから、思いも寄らない展開が…。

 それにしても、切腹のシーンは痛過ぎて見るのが辛いし、金がないうえに、病気の子供を医者に見せられないとは、何とかならなかったのか等、辛いシーンがあり、しかも、ラストは、容易に溜飲が下がるとは言い難い幕切れ。

 全体としては、かなり面白かったが、武家社会の矛盾をギリギリのところで鋭く批判出来た作品だそうで、娯楽時代劇とは一線を画しているので、辛いのはそういう所もあるが、それが為に、傑作となったのかもしれない。

 仲代達矢が圧倒的な存在感だし、若い頃の丹波哲郎は光っているし、井伊家の家老の三國連太郎の憎たらしさも上手い。

 10年位前に観て、本当に面白いと思ったが、今回はちょっと辛かった。「一命」としてリメイクされているが、そちらは、ちょっと観るのが怖い。

 小林正樹監督作品の他の作品もいつか観てみたい(2022.11.20)。
k0ji

k0jiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マコなり社長オススメ映画ということで鑑賞

サスペンス要素満載

クライマッスクの殺陣は迫力満点

白黒映画も良いものは良い!!
tosyam

tosyamの感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

強烈に今の御時世が感じ取れる胸糞ディストピア映画。負け組は切羽詰まっての自爆テロか引き込もりの末の緩やかな自殺しか無いのだろうか。御先祖様の空っぽの甲冑がラスボスai支配者教祖かショッカーの首領のようで怖過ぎる祀られた無機的な勝ち組名家御屋敷。サバイバルせよ。
Catooongz

Catooongzの感想・評価

3.9
これは凄いなぁ。最初から最後までかっこいいショットの連続で、切腹しようとする主人公を取り囲んで座ってる武士達もめっちゃかっこいいんだよなぁ。男の子が病気で苦しんでる姿は観ていてしんどかったなぁ。最後の仲代さん、蜘蛛の巣城の三船敏郎の演技と同格ぐらいに凄まじい演技力だった〜。脱帽〜。
コタ

コタの感想・評価

5.0
これ…プロットがめちゃくちゃ巧妙で洗練されすぎてないか…??こんな領域あり得るのか?まず画が堂々としていてかっこ良すぎる。複雑な回想シーンを駆使した時系列に全く違和感のない繋ぎ。肝の完璧なストーリーテラー…
もしスクリーンでたまたまこんな映画に出会ってしまうようなことがあったら今以上に映画に人生狂わされていただろうな。それでももっと早く出逢いたかった。素晴らしいです至高です。
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