ShunUjita

切腹のShunUjitaのレビュー・感想・評価

切腹(1962年製作の映画)
4.8
徹底的に顔芸に意匠を凝らした作品。主人公の希望を失い、恐れを知らない不敵の表情に恐怖を覚える。主人公を囲む権威、様式美、形式主義への批判が容赦なく鑑賞者の心に突き刺さる。登場人物たちが発する言葉のユニークさもまた魅力の1つである。丁寧なのか、粗暴なのかよくわからない言葉遣いに武士という社会階級の持つ特異性がよく現れている。
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