ま

ヤマトタケルのまのレビュー・感想・評価

ヤマトタケル(1994年製作の映画)
2.8
髙嶋政宏が目から光線出したり、沢口靖子が手から火の玉出したりする映画。

当時お金をかけて作ったと思われるSF日本映画で、同じく沢口靖子が出演していた「竹取物語」と同じ臭いがプンプンするぞと興味をもち鑑賞しました。

ヤマトタケル(日本神話)の世界を一応実写で再現していて、衣装も壮大なスケール感も当時最先端と思われるCGや爆破も結構頑張ってるんだけどコレをネタではなく真面目に制作していたことがそもそも笑える(失礼)。

神話を知らなくても主人公ヤマトタケルやスサノウ、ヤマタノオロチ、剣(つるぎ)、勾玉(まがたま)(あと鏡があれば三種の神器)なんかは聞いたことがある。

ぶっちゃけそんな難しい話は抜きにしてこのヘンテコな世界観とアクションを楽しめば良いって感じの作品です。ヤマタノオロチとの戦いはそこそこ迫力があり、ゴジラなんかの特撮が好きな人ならば楽しめるかと。

主人公のライバル、ツクヨミを演じるのが若かりし頃の阿部寛…同じ「ひろし」の藤岡弘も登場し、絵面が濃すぎてこれまた笑えました。阿部寛にもこんな時代があったのかとちょっと新鮮だった。

たぶん制作した人たちはB級映画作ろうなんて思ってなさそうだけど素晴らしくB級っぽくて好きでした。
ま