すとんこ

ヤマトタケルのすとんこのレビュー・感想・評価

ヤマトタケル(1994年製作の映画)
2.5
LD所有

神の使いとして生を受けたヤマトタケル(=高嶋政宏)とオトタチバナ(=沢口靖子)が、地球を守るため闇の魔王・ツクヨミ(=阿部寛)と戦うって話☆

″この夏、劇場はRPG体験ゾーン″
″ミラクル・アイテムがそろうとき、全宇宙を支配するモンスターとの戦いがはじまる。″
-宣伝用の惹句より-

「古事記」から着想を得て大胆にアレンジ、和風SFアドベンチャー大作に仕上がっております。
東宝がゴジラ路線とは別のラインを模索して作り上げた怪獣映画。シリーズ化構想もあったようです。

″クマソガミ″
(全高3m。クマソの国の守護神で、溶岩でできた灼熱魔人。体を溶かし、その形を弓に変え炎の矢を放つ)

″海神・ムーバ″
(水面高11m。祈祷師ツキノワの呪いで現れた海の化け物。蛇のように動き回る触手を持ち、獲物を海中に引きずり込む。)

″ヤマタノオロチ″
(全長50m、首長22m。邪悪な神ツクヨミの化身。巨大モンスター。宇宙空間を飛翔し、ひとつひとつの首から強力な火炎を放射する。)
といった神話怪獣が登場します。

それに立ち向かうは、
″アマノシラトリ″
(全翼7m。アマテラスオオミカミの使い。タケルとオトを背にのせ、宇宙空間を飛翔する。地球滅亡の危機に、その姿を光の鎧武者に変えるという伝説がある。)

″ウツノイクサガミ″
(全高12.5m。タケルとオトがアマノシラトリと合体すると巨大な光の戦士になる。ミラクル・アイテムを手に入れ、3つの光が集まったときに誕生する。光のバリアで包まれ、ビーム剣を持つ。強力なビーム光線も発射する。)
といった″ラドンもどき″や″巨大ヒーロー・ロボット″も登場する激モエ仕様。

タケルには、″アラミタマ″を内に秘めているため、プッツンするとビースト化して数々の困難を乗り越えていきます。

かなり強引なストーリー展開は全力で目を瞑り、健闘している怪獣特撮と、珍しく悪役を演じた藤岡弘、さんと阿部ちゃんを楽しむための一本(* ̄ー ̄)☆
※何気にエンディングをGLAYが歌っていることに驚き!
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