ピッコロ

ヤマトタケルのピッコロのレビュー・感想・評価

ヤマトタケル(1994年製作の映画)
3.5
超時空SFアドベンチャー

劇場で鑑賞して以来、25年ぶりに鑑賞!
懐かしすぎて、涙がちょちょ切れそうだ。

当時、ヤマトタケルブームになって、漫画にアニメと大活躍だった。
この映画の影響かは忘れたけど、小学校の図書の時間で毎週ヤマトタケルの漫画を借りてたのを覚えている。
図書室に数冊ある漫画の本を探すのが楽しかった。
中には、手塚先生の"ムウ"なんかもあって、その本を読むとエッチってバカにされてしまう。

って、これ、どっかのレビューで書いたような気がする。

自分の家の近所には、今はもうないけど神社があって、毎年、その神社でお祭りがあった。そのお祭りには、神楽があって、一番前の席を場所取りして楽しんだもんだ。その神楽の最後に登場するのが"ヤマタノオロチ"。
リンゴ飴食べながら、夢中になって見てたあの頃が懐かしい。

今作は、平成ゴジラシリーズのスタッフが多く参加している。
なので、普通の時代劇ではなく、SFの要素が多い特撮映画となっている。

基本的なお話は、ヤマトタケルをベースにしてるけど、普通の時代劇を期待してみるとガッカリするかもしれない。

特撮好きには、最高にたまらん映画。

オウス(ヤマトタケル(高嶋兄))が、母と兄を呪い殺した罪を着せられクマソタケル(本郷猛)討伐を命じられる。その旅の途中で、オトタチバナ(科捜研の女)と出会い、なんやかんやあって、ヤバイ奴(ツクヨミ(阿部ちゃん))が復活してしまうというお話。

勾玉の力で、目からビームを出せるヤマトタケルと、同じく目からビームを出せるツクヨミの超能力対決が見どころ。

また、特撮映画なので、怪獣?がたくさん登場する。
まずは、クマソガミ(ジャケ写の左下)。
見た目が、めちゃくちゃカッコイイ!
ウルトラマンに登場しそうだけど、デザインが素晴らしい。
手が武器に変身するのも、いいね。
でも、動きがかなり鈍い。

次に、海神ムーバ(ジャケ写の右下)。
コイツもデザインが素晴らしい。
魚類の尻尾と無数の触手を持つ怪物。
コイツが一番強かったような気がする。
何故なら・・・。

どちらも、この映画ではなくてゴジラシリーズに登場してほしかった。

そして、最大の見どころが"ヤマタノオロチ"。
デッ、デッカイ!
このヤマタノオロチの造形物は全長10メートルにおよび、操演に20人近く必要とする東宝特撮映画史上最大の造形物なんだそうな。
見た目は、ほとんどキングギドラなんだけど、動く姿は感動もの。

そんなヤマタノオロチと巨大ロボットの対決にワクワクが止まらない。

最後に、本作の主題歌をGLAYが担当している。
デビューシングル「RAIN」。
だけど、エンドロールでは、 主題歌プロデュース:YOSHIKIとデカデカと表記されており、小さく演奏GLAY。

ちょっと、可哀そうな気がした。

AmazonPrimeビデオ
ピッコロ

ピッコロ