Cosmos

プロヴァンスの贈りもののCosmosのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)
4.0
いい作品だった!諄い言葉が多いし、日本人が言ったら気持ち悪いと思うけど、南仏の美しい舞台と、フランス語によって最高の口説き文句に聞こえる。

プロヴァンスは思い出深い場所で、ワインが好きなことからこの映画を選んだ。あと、主演がラッセルクロウ!!
全体的にゆったりと時間の流れる映画だけど、とても深い内容で、どこか切ない。そして、回想シーンが頻繁に出てくるので、面白い。


「ここは僕の人生に向かない」
「あなたの人生がここに向かないのよ」
っていう言葉が一番印象的だった。

ロンドンで週末も休暇もなく金融トレーダーの生活を送り続けるのか、南仏でぶどう畑を経営するか。
いつの間にかお金しか見えなくなっていた彼の人生は幼少期の思い出や女との出会い(再会)によって変わっていく。
おじさんが亡くなってから、ぶどう畑を売却しないことを決意するまでの主人公の考えの変化に涙。

フランス語とイギリス英語が混じり合って楽しい。
人生の岐路だけど、素晴らしい休暇だったな。
思い出の持つ力って大きいなと思った。特に幼少期の思い出の。


あ〜〜、ワイン飲みたい!
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