おーつ

プロヴァンスの贈りもののおーつのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの贈りもの(2006年製作の映画)
3.6
南仏のプロヴァンスに15年間生活しブドウ畑も所有しているリドリースコット監督が友人で作家のピーターメイルにブティックワインについての小説を書くように依頼し、それをリドリースコット自ら監督し「全て監督の家から8分以内の場所で撮影」した恋愛映画。
この情報を知らないと「リドリースコットが恋愛映画ってどうなの?雇われた感じ?」と思うかもしれませんが、そんなんじゃありません。監督はプロヴァンスの魅力を余すことなく伝えたいんです!笑

ラッセルクロウが演じるのはイギリス人敏腕金融トレーダー。ある時、ワイン醸造家の叔父が亡くなったことで、家があるプロヴァンスに訪れる。
そこで少年時代のプロヴァンスの夏を想い出す。
という話。

イギリス人が南仏プロヴァンスのどこに惚れたのか?

これはイギリス人でプロヴァンスに住んでるリドリースコット監督と重ね合わせいると思うんですよね。
最初に述べたように、監督自身が作家に内容まで指定して依頼したから十分あり得ると思っています。
だからとにかく人間ドラマのバックに広がるプロヴァンスの空気を撮っています。

監督にしては恋愛はなかなか異色ですが、自分の想いをこめた作品ですので一見の価値はあると思います。
おーつ

おーつ