ブタブタ

座頭市鉄火旅のブタブタのレビュー・感想・評価

座頭市鉄火旅(1967年製作の映画)
3.0
一度に何百人も斬れ、どれだけ斬っても刃こぼれしない市のマジカルソード「仕込み」も流石に限界が近ずき、いつ折れてもおかしくない状態に。
そこで刀匠・仙造(東野英治郎)による二代目「仕込み」が市のものとなる。
これって『コブラ』のサイコガンや『るろうに剣心』の逆刃刀など主人公が長年使った必殺武器が経年劣化により壊れ代替わりする。武器作りの名人が主人公の為にパワーアップした新作を作るエピソードの原典ですね。
ストーリーに関してはヤクザや悪い役人をやっつけるいつものパターンで新しい物はなし。
ただクライマックスの殺陣では「二代目仕込み」の威力が凄くあらゆる物体がスパスパ真っ二つになる。
樽に隠れた市の目を回そうとして樽ごとグルグル回しても「メクラには回す目がねえや」と市には効果なし。
ラストにも登場する藤田まことがいいキャラクター。
流石に勝新と二人並ぶと絵になる。
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