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水の中のナイフのArkのレビュー・感想・評価

水の中のナイフ(1962年製作の映画)
3.0
2024-74
アンジェイとクリスティーナの夫婦は途中で出会ったヒッチハイカーの青年を拾って船旅へ出るが、ヨットの上で3人の感情が揺れ動き……。



中年カップル・素性の知れない若者・ヨットというシチュエーションが『太陽がいっぱい』に似てる。若者が飛び込めと言われて「泳げないんだ」とか言う場面があるところも。

ほとんどヨットの中というワンシチュエーション。普通の若者だと思っていた男が徐々に怪しくなってくる。そして、物騒なナイフが出てきた頃から不穏な雰囲気が漂う。ずっと何か起こりそうな、何が起こってもおかしくなさそうな雰囲気が漂っているのに特に何も起こらない。

あの若者の素性も謎のまま。
でも、謎の青年ではなく名乗ってないだけの普通の青年な気がする(笑)

中年の夫も青年も幼稚で、落ち着いているのは妻だけ。青年にしょうもない嫌がらせや当てつけをする夫が嫌すぎた。

サスペンスなのか恋愛系なのか何なのかよく分からないし、どっちの男が主人公なのかもよく分からないけど、途中の不穏な空気は良かった。
ただ、何か起こると思ってたら少し肩透かしを食らう。
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