このレビューはネタバレを含みます
これまで『パプリカ』『千年女優』『PERFECT BLUE』『妄想代理人』の順で見てきた。
今敏監督作品に対して、陰鬱な雰囲気と独特な世界観を感じていた。
それらの作品と全く異なるあったかヒューマンドラマぽいポスターの『東京ゴッドファーザーズ』。
あらすじを見ても、登場人物たちがなんだか陽気な感じ。
なんだろう。
ヒューマンドラマというカテゴリではあるんだろうけど、やっぱり今敏監督の作るアニメって独特…。
完全にハッピーな雰囲気じゃなくて、不幸で陰鬱な場面をしっかり作っていくんだなぁ…。
車ぶっ壊れすぎワロエナイ(笑)
お墓のお供物掻っ攫うとことか、車ぶつかるとことか、素直に笑顔ほっこりになれないとこ多かった。
お父さん刺した経緯もエンジェルの件もふんわりしてて辛い…(再会素直に喜べない)!
飛び降りるまで思い詰めてる幸子も辛い!!
ストレートにほっこりさせてくれない今敏…!!!
猫いっぱいなシーンと、お札泣いてるシーン、好き。ED曲の第九アレンジ好き。
アニメ特有のありえない描写もコミカルに描いてて、辛いエピソードとの間で風邪引いちゃう。
いろんな登場人物たちが出てきて、それも美男美女だけじゃないのが良き。
今敏さんの絵は人の造形への愛を感じる。