東京ゴッドファーザーズの作品情報・感想・評価

「東京ゴッドファーザーズ」に投稿された感想・評価

Meg

Megの感想・評価

5.0
ともすればご都合主義に感じられてしまう荒唐無稽なストーリーを、クリスマスという設定とアニメという手法で生かされている。私がこれまで鑑賞した今敏監督作品の中では最も万人向けだと思う。また彼は常にアニメでなければ表現出来ないものを追及しており、その才能に感服させられる。声優には本業でない人を起用しているが、実に違和感なく演じている。エンディング・テーマの『No.9』も完璧にマッチしていた。クリスマスには『ラブ・アクチュアリー』だと思っていたが、これからはこの作品を観よう。
うめ

うめの感想・評価

3.6
絵が苦手な人がおるかもね。それぐらい癖のある絵やね。けど、重くなりそうな内容をあくまでポップな感じに描かれてて観やすかった。

このレビューはネタバレを含みます

とにかく笑った。
すごい持ってる清子のお陰で苦労しながらも問題を解決、奇跡を連発。
Sakuma

Sakumaの感想・評価

4.0
今敏監督作品祭②
世間は狭いよね。
みんな赤の他人なのに巡り巡りそれぞれのバックグラウンドが明らかになって解決していく様は気持ちいい。
なんか知らんけど雪の降る夜に豚汁啜りたくなる。
カラフルな生き方とは。
ホームレスが主人公の映画なんて、そうそうないなぁと思いながら観た。

今敏監督の最高傑作だろう。人間っていいな、と思えた映画。みんな、様々な事情を抱えて生きている。生きていく中で、抱えてしまう事情がある。

悪気は一切なかったのに、人を傷つけたり、人の道から外れてしまったり、人生は無慈悲なものだと思い知らされながらも、前を向いて生きていけば、喜びに出逢え、最良の友に出逢えたりする。

人は何かを守り抜こうとしたときに、持ち得る限りの力を発揮する。それが自分のため、とかではなくて。でも、結果的に自分のためにもなるんですけどね。

今敏監督が、アニメーションとしてこだわった東京の街の魅せ方や人物描写を含めて、最高にカラフルな作品でした。
大好きな映画
早い展開でも分かりやすく、オチもいい
人間味あふれ、観終わったあと、幸せな気分になれた映画だった
aYa

aYaの感想・評価

4.0
ゴッドファーザーの3人、それぞれ色んな境遇からホームレスになっているけど、みんな善人。お金が無い中で赤ちゃんの為にオムツを替えミルクを与え、親元に返そうと電車やタクシーにまで乗って翻弄する。
しかも道中まぁまぁ酷い目にもあうし…。
そんな3人だからこそ、最後の奇跡には絶対気付いて欲しい。
クリスマスに観たい映画が増えた。
村

村の感想・評価

2.8
今敏作品で唯一ユーモアというか人間の生き様に触れる作品でした。ホームレスのおカマさんと家出少女とむさいおじさんをよくトリオにさせようとしたなぁ。
ーなぜホームレスを?

”アニメーションの世界は無限に広がっている、と、もっともらしいことを言いながら、ホームレスの企画を出したとき、「なんでアニメで?」って、同じ口がいうんですよ。自分で可能性を狭めてるんです。
表現の可能性は無限にあるって言いつつ、結局描きたいのは、美少女とロボットと爆発。そうじゃないでしょ、と。
無限にあるんだから、こういうのがあってもいいじゃないか。新しい素材というか、そういうのを扱う人が、出てこなくなりましたね。”
(今敏 インタビューより)


”実際の風景を描きつつも、不必要なものは取りのぞき、必要な演出は書き足した。それによって実写を超えた、リアルな世界を創り出した。”
(DVD 特典映像中の解説より)



物語は、ありえないような奇跡の連続だが、なぜか白けない。それどころか、ときどき胸が熱くなる。

たぶん、本作の根底にあるのは、コメディーだからでしょうね。不幸な話ばっかりなのに、途中で何回も笑っちゃうんですよ。意図的に感動させてやろうってんじゃない。だから逆に感動してしまう。


製作:2003年
監督:今敏
声優:江守徹、梅垣義明、岡本綾
kinohey

kinoheyの感想・評価

4.5
素晴らしい、の一言。もっと早くに観るべきだったが、この作品を知らずに死ぬよりはずっと良い。出逢えてよかった。
>|