いやー、面白かった。脚本がとにかくすごい。ドラマティックでスピーディーで、ちょっとできすぎた偶然が気にならないくらいユーモラスで。ただでさえ入り組んだ話なのに、主要登場人物三人のそれぞれの背景も違和感なく差し込まれてて、話が進むにつれどんどん引き込まれていった。
クリスマスから正月にかけての東京という舞台設定も良い。ただでさえ文化的に雑多な街が年末年始で余計に混沌としている中だったら、こんなはちゃめちゃな出来事もありえるかもしれないと思ってしまう。
今敏監督のアニメ映画はあと「千年女優」と「パーフェクトブルー」が残ってるからそっちもいずれ見たい。