Sankawa7

序の舞のSankawa7のネタバレレビュー・内容・結末

序の舞(1984年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

上村松園♀︎🏅
上村松篁♂🏅
上村淳之♂🏅
3代に亘り文化勲章を受賞した日本画家の血統
本日画展を観に行く予習として先に見て正解‼️

なぜあの絵が生まれたのから、なぜ髪の毛の描き方がここまで独特なのか、なぜ名作焔が生まれたのか。

その初代である女性美人画家、上村松園のその壮絶な半生を描いた映画

主役の津也は名取裕子だが、その母親岡田茉莉子が素晴らしかった。若くして後家になるも、女手一つで姉妹を育て、娘が日本人初の女性文化勲章受賞者となる

その師匠佐藤慶からの寵愛により出世しつつも、女の幸せを全て失う娘。一旦は勘当するも最後は体を張って支えた母親に感動した。
本人も母親が自分の最大の支えだったと公言する。

佐藤慶、風間杜夫、三田村邦彦らの師匠連中、男連中はかってなもので津也が思い通りにならないと突き放し見捨てる。その過酷な環境のなか、名作焔を生み出す描写 は史実と違うも、壮絶だった

しかしこの頃の昭和女優(名取裕子)の脱ぎっぷりとラブシーンの激しさには改めて驚く

単純に映画として見るより、モデルとなった上村松園の作品現物を合わせて観ると、100倍のインパクトがあったのでこのスコアとした。
Sankawa7

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