KanoTomohito

おもいでの夏のKanoTomohitoのレビュー・感想・評価

おもいでの夏(1970年製作の映画)
3.4
舞台は1942年、制作は1970年。

平日の渋谷の小さなシアターは、周りを見渡せば同時代に青春を送っていたであろう60〜70歳のシニア世代が客席を埋めている。彼らとともに、コンドームをドキドキ買うシーンを笑い、切ない初体験の場面に息をのむ、そういうノスタルジックな異空間。

デジタルリマスターとかで修復してないフィルム映像の、時代の空気感がすごくよかった。登場人物のファッションが80年前とは思えない。ふつうに渋谷のキャットストリート歩いてそうな感じで、なるほど若者にとっても、古き良きはトレンドの一つなんだと。

次は50年後に観たい。
KanoTomohito

KanoTomohito