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パリ、ジュテームのあーのレビュー・感想・評価

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)
4.2
「愛」をテーマにパリ20区のうち、
18区を舞台にした短編オムニバス。
一区5分ほどで、シルヴァン・ショメが
観たくて観始めたが、面白いもので
自分がこの作品好き!な監督の短編は
やはり好き!なチェックが入っていた。

コーエン兄弟もいる!!
しかもタイムリーに
ヒッチコック/トリュフォーの
インタビューに出てた知らなかった監督、
オリヴィエ・アサヤス...
パーソナルショッパーの監督だったのか。

観終わってから、この監督!と調べるのも
楽しい🎶(´∀`)

しかも、ブシェミ!デフォー!
バニングパパ♡にナタリー・ポートマン
などフランス俳優以外のお楽しみもあった。
まだ他にもいる(´∀`)

2話目の『セーヌ河岸』では、アラブ人の
女性の語った言葉に新しい価値観を学び、
7話目の『バスティ・ユ』は演じた結果が
ともなう最後がとても切ない。
ショメの9話目『エッフェル塔』は
笑わせてくれた🤣wほのぼの!!
13話目の『ピガール』は、成る程!と
かなりお気に入りだ。サプライズ好き。
14話目の『マドレーヌ界隈』はちょっと
毛色が違っていたが、CUBEの監督。
道についた血の跡の先には...
15話目『ペール・ラシェーズ墓地』も
ある意味ミッドナイトインパリで良いw
オスカー・ワイルドが書いた
『真面目が肝心』が、ほんまに肝心。

1番のお気に入りは
16話目『フォブール・サン・ドニ』
電話で季節に例えてフラれた盲目の男性。
とナタリー・ポートマンの出会いからの
同じ繰り返し、同じ台詞、過ぎてく時間は同じではない...魅せ方これ好き!結末も!

そして、最後は素敵に締めくくる
18話目『14区』切なそうに見えて人生の
応援してくれているみたい。
自分にもその場所があるよ。って。

五分ほどなので、パリの街並みよりかは
人物達が描く物語にサッと寄り添う感じ。

年齢も、その愛の形もバラバラだけれど
小粋に18篇の物語を辿るのも良いもんだ。
あー

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