Tim

127時間のTimのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
4.1
「リミット」や「フローズン」みたいな閉じ込める系の中では最も秀逸だと思う。

大砂漠の峡谷で岩に腕が挟まれ1歩も動けない主人公。

事前に旅行を伝えていなかった主人公に助けもくるはずなく、じわりじわりと憔悴していく。

昼は暑く夜は寒い砂漠で、痛み、恐れ、水分不足から幻覚を見始めたり過去にスポットが当てられる。

そのときの音や、演出が他の作品に比べ凝ってる。

特に、砂漠の谷間を主人公に向かって迫る水の奔流が幻想なのに妙にリアルだった。
主人公の観る幻想を観たり、彼の感覚を音などを通じて感じることで、切迫感が直に伝わってくる。

個人的には良い作品だった。
Tim

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