ダニーボイル監督作。
ジェームズ・フランコはセス・ローゲンとかと馬鹿やってるイメージだったけど、本作では極限の状況でも飄々とした雰囲気でユーモアがあって、彼の魅力が詰まっていたと思う。
夢も願望も回想も入り混じった彼の頭の中を映像化するのが上手い。一歩も動けない彼の人生が垣間見える。何気ない日常、家族、恋人を大切にしたいと思わされる。
多少イカれながらも生きるためにもがく彼の精神力に感服する。
ラストはずっと彼の見る夢でないことを願っていた。
127時間程度では微動だにせず、人間が1人岩に挟まってることなど意に介さないというような自然の荘厳さを感じた。