Toshiko

007/ワールド・イズ・ノット・イナフのToshikoのレビュー・感想・評価

3.2
あと3作品ほどで007コンプリートのうち、ピアース・ブロスナンを2作品残していた。これはピアースの3作目。007通しての19作目。かつ、Q、デズモンド・リュエリンの最後の作品で、懐かしいソフィー・マルソーがボンドガールというキャストで、もっと面白くなってもよさそうなのだが、物足りなさは残る。「画角が狭い」という感想あり、それは人物に寄りすぎということ?と確認すると、そういうことらしい。たしかに、微妙に人物が大きくて、のびのびした絵になっていないことが多いかも。
ピアースの1作目、ゴールデンアイの時からMはジュディ・デンチになってるけど、ピアースとの相性はいまいちかな。ダニエル・クレイグのほうが合ってる。
Qがボンドに残すアドバイス二つは必聴。また、ソフィー・マルソーがしたたかな役まわりで、ボンドに「あなたに世界をあげることだってできたのに」と言い、ボンドが「世界なんかじゃ満足できない」と言い返すシーンはなかなかよいです。The world is not enough.
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